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幸せすぎる夜
「でもちゃんと広げないと、碧が辛いよ?」
蕾を舐めるをやめ、脚の間から上目遣いで碧の顔を見る。
「…もうっ千秋さんのその表情…反則…っ」
照れて真っ赤な顔の碧。
それをいうなら、碧のその表情だって十分反則だ。
早く碧の中に挿れたい。
「俺は大丈夫ですっ……早く千秋さんがほしい…」
俺の瞳を潤んだ目で見詰めている碧。
あぁーもうそういうところが反則なんだって。
俺は自分のズボンとパンツを一気に脱ぐ。
「…千秋さんの…大きい…っ」
そんな姿をぼーっと見詰めていた碧は小さな声で呟いた。
俺はそんな碧に徐ろに濃厚なキスをする。
可愛すぎだし、こういう時の碧は色気が凄い。
「……はぁっ…千秋さんっ……はやく…」
碧の口内を舌で縦横無尽に犯し、銀色の糸が繋がったまま離した唇。
ぼーっとした顔で碧が催促する。
「もう碧可愛いすぎ。挿れるからね」
俺は近くに準備していたコンドームの封を開け、装着する。
「………ゴム…つけなくても…」
ゴムを装着した俺のモノを恨めしそうな顔で見ている碧。
「男同士でもこういうことをちゃんとしないといけないんだよ」
俺は碧の頭を撫でる。
「……でも碧が生でしてみたいなら、今度やってみる…?」
碧の耳元に顔を近づけ囁き、息をふーっと吹きかける。
一気に耳まで真っ赤な顔になっている碧はコクコクと首を縦に思いっきり振っている。
「じゃあ挿れるよ…」
俺はゆっくり碧の中に挿れた。
狭い碧の中。膣壁が俺のものを吸い付いてる。
そのキツさに少し眉を顰める。
「…碧キツくない?大丈夫…?」
碧も少し眉を顰めている。
俺は腹側にあるしこりを先端で突く。
「………ぁっ…」
俺は何度もそこを先端で突く。
「あぁッ…そこばかり…」
「何で?気持ちいいでしょ?」
さっきより大分、碧の中もキツくなくなり、ゆっくりと奥まで挿入する。
「…あぁッ……」
何度も出し入れするたび、気持ちいいところに当たるようで甲高い矯正を漏らす碧。
俺は奥を抉りながら、碧の手に自分の手を絡ませ、キスをする。
「…………んッ…あぁッ…い、イク……っ」
唇を離し、手を絡めたまま動かす腰を早くする。
「……っ…俺も…」
ふたり同時にイき、碧の出した白濁液が俺の腹にかかった。
そのまま繋がったまま、碧に優しく口づける。
「…千秋さんごめんなさい…っ」
そう言い俺の腹に付いた、白濁を指で掬い舐めた。
「ちょっ、何で…」
赤い舌で自分の出した白濁を舐めた碧。
「…やっぱり苦い…。でも昼間は千秋さん俺の飲んだんですもんね…」
照れたように言った碧。
可愛いすぎる。
また大きくなりそうな俺は、碧の中から離れ、自分の出したものが入ったコンドームを捨てる。
そのまま碧の横に寝っ転がり、頭を撫でる。
「千秋さんとのえっち気持ちいです」
こちらに顔を向けた碧は目を細め、照れたようにはにかんだ。
「俺も。碧と繋がれて気持ちいいし、幸せだよ」
頬を指で撫で、鼻の頭に優しくキスを落とす。
ふふっと笑った碧は俺の胸の中に顔を埋め、寝息を立てので、俺も碧の背中に腕を回し目を瞑った。
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