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そして直倫のイタズラが実行された。
「これがハロウィンだと増田先輩が仰ってました」
「うん、これはハロウィンじゃねーよ。なんだよこれ!折角バイト終わったっつーのに!」
裕也はいつぞやか増田に見せられたBL小説の表紙の少年と同じ格好を直倫の膝の上でさせられていた。
裸に百均のマントと魔法使い帽子を着用させられた。
抵抗したところで無駄な体力を消耗することを悟った裕也はされるがままで死んだ目をしている。
「裕也さん、俺すっごい興奮します。増田先輩の本の少年より魅力的です」
「お前秋季大会終わったらマジで病院いけ、な?」
「いいえ、俺の目は正常です。裕也さん…好きです、愛してます」
息をするように告げられる愛の言葉と同時に食われてしまうようなキスを与えられる。逃げようにも頭と腰をしっかり引き寄せられて逃げられない。
「ふ…うん…んん…ちょ、なお…んっ!」
ピチャピチャと唾液が垂れてくる。舌も絡め取られる。その合間にも指先で肌を愛撫され始める。
裕也はこうなると全身が敏感になってしまい、鳥肌が立ってきた。
「はうぅ…やめろ…マント、当たって…んん…っ!」
「マントで感じちゃうんですね?可愛いです」
裕也の小さい唇に熱烈なキスをしながら押し倒す。直倫は脱げてしまった帽子を律儀に被せ直す。
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