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裕也が揺れると、マントがなびき、安物の帽子がクタクタとして動く。直倫の足はマントにくすぐられる。
「そうだ…保険かけとかないと」
「ふえぇ…な、に?」
直倫は先ほど裕也が差し出したジャックオーランタンの形をした練り切り饅頭をソファの下から拾い上げて開封する。
南瓜 餡 を一口分摘むと、裕也の口に入れた。反射的に裕也は餡子 を舐めとった。その表情は蕩けきっている。
「あま…ん、んん…」
「はい、俺はお菓子をあげたので裕也さんは俺にイタズラ出来ません」
「はぁ…?そんな、の…あぁっ!」
裕也の反論を許さないと言わんばかりに直倫は下からガンガンと激しく突き上げる。裕也は直倫に更に密着して首筋に顔を埋めた。
「帽子、邪魔」
直倫は魔法使いの帽子を投げ捨てて、裕也の左耳朶 をピアスごと舐めて、ピチャピチャという水音で裕也の聴覚を犯した。
「あぁあっ!耳、やあぁ!」
「裕也さん、気持ちい?」
「うん、んん、きもちぃ、からぁっ!」
最奥、前立腺、敏感な箇所を何度も何度も突かれて、裕也は直倫に頭をグリグリとする。
「裕也さん、俺も、出そうで…」
「おま、今日、はぁ…ナカ、だめ…ダメだからぁ!」
「はい…っ!」
直倫はそのまま裕也を押し倒して左手で裕也の腰を持ち、右手は裕也のペニスを扱く。腰の速度は絶頂を迎えようと速くなる。
「あ、あ、あ、も、それ、やだ、イく…イっちゃ…直倫ぃっ!」
「いいですよ…出してください…っ!」
腰に添えてた手が上に這って、裕也の右乳首をクリッと抓った瞬間に裕也は二度目の吐精をした。直倫の腰の速度は緩まない。
「やだ、イってる、やだぁ、あああっ!」
「もう、俺も…っ!」
直倫も裕也の締め付けで限界を突破して全てを裕也に注ぎ込んだ。裕也は下腹部の熱に侵されて「はぁはぁ」と大きく呼吸をした。
「もぉ…さ……いい加減に、しろぉ…」
「ごめんなさい、やっぱり無理でした…」
「無理なら…ちゃんと、ゴムつけろ…っ!」
裕也の頬にキスを落として、直倫は裕也から自身を引き抜いた。
すると同時に裕也のヒクついた秘部からトロリと直倫の白濁が流れて、ソレがマントの黒に映えた。
「ああ…マント、俺のと裕也さんの精液で汚れちゃいましたね」
「お前マジでそういう実況いいから…」
裕也はあまりの羞恥で腕で顔を隠した。穴があったら入りたい気分だった。
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