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第8話
しゃがみ込み、目の前の尻肉を鷲掴みにし、左右に割り広げる。これまで色んな男の一物を咥え込んできたそこは、縦に割れくすんだ色をしている。綺麗な顔とのギャップに卑猥さを覚え、昂った。圭一郎はそこに顔を近づけ、襞を舐め始めた。
「……あっ……、ぁ……ん……」
リョウは甘い声を漏らしながら、艶めかしく腰を揺らす。感じている姿に、気分が良くなる。舌先で襞をひとつずつ、丁寧に舐めていく。そして、ぬかるみ始めた穴をとんとんと軽く小突けば、彼はひときわ高い声をあげた。
「あ、ぁ……はぁ……っ……けー、くん……」
彼の身体に、巡るものがあるのだろう。それに耐えるように太ももを擦り合わせ、けれども可愛く鳴く。……その声をもっと聞きたくて、圭一郎はおもむろに右手を伸ばし、リョウの陰茎を包んで扱き始めた。
それはカウパーでぬるぬるに濡れており、右手を上下に動かす度に淡い粘着音を響かせた。リョウの腰はさらに揺らめき、嬌声は大きく激しくなる。襞はうねうねと伸縮し、圭一郎の舌先を強く食んだ。
「ひぁ……、あ、んっ……ぅ……」
「……はぁ……ッ」
窪みから顔を離し、きなり色の臀部や腰に唇を添える。手淫を続ける右手はべとべとで、ペニスは熱く膨らみ、棹には血管が浮き出て、いやらしいかたちと色になっていた。
「……あ、ッ……ァッ……、けーくん……!」
「リョウ……」
「だめっ……あ、ぁっ……イく……イッちゃう……!」
その声を聞き、圭一郎は手のひらで先端を覆った。程なくして、リョウの細い太ももや臀部がぴくりと締まった。茎はびくびくと痙攣し、鈴口から暖かくて青臭いザーメンが飛び出す。右手はどろりと汚れてゆき、その熱い欲に背骨からぶるりと震えた。
射精を終えると、リョウはがくんと膝を折り、その場にへたり込んだ。激しい息遣いに細々とした嬌声を混ぜながら、肩を上下に動かす。絶頂の余韻に浸る彼の四肢は、ほんのりとした桜色に染まっていた。きめの細かい肌が上気する様はとても艶やかで、幾度となく目にしても、胸がとくりと跳ね上がる。
圭一郎はリョウの腰をあげ、伸びをする猫のような体勢にした。彼のいやらしいアナルが、再び目の前に晒された。体液をまとった右手でそこに触れ、襞を白濁に汚して、人差し指をゆっくりと埋めていく。ぐちゅりと生々しい音を立てながら、滑らかに侵入を果たす。リョウのなかはとても熱く、蠱惑的な感触だった。
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