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おっさん×高校生②
『だ、大丈夫じゃねーから!
・・・てか、なんで勝手に俺の部屋に入って来てんだよ !!』
とりあえず、おっさんを前にしても まったく萎える様子のない フル勃起したムスコを 枕で隠して、執事・・・(いや、今は ただのおっさん)を睨んだ。
『ああ。それは・・・私(わたくし)、今日のお仕事を終え、寝ましょうと この お部屋の前を歩いておりました。すると、なんという事でしょう!なにやら、坊っちゃまの苦しげな声が漏れ聞こえてきたのです!・・・だから心配で。』
『・・・・・・・・・・・・・・・』
ここ・・・劇場だったっけ?
なんかの芝居なの?これ。
ってくらい オーバーな身振り手振り・・・
下手したら歌い踊り出すんじゃないか?
ミュージカル?な、ノリで 成り行きを話す おっさん。
おそらく本人は大真面目。
面白すぎるくらい面白いのに、状況が状況だけに 笑うに笑えない。
えーと。
とりあえず・・・頭ん中を 整理。
『・・・・えーと・・・。つまり・・・?
部屋の前を歩いてたら、俺の苦しそうな声が聞こえてきて・・・心配だから 勝手に入ってきた?ってコトか?』
『はい、さすが坊っちゃま。飲みこみが早くてらっしゃる。あの、でもですね?勝手に入った訳ではなく、私(わたくし)、ノックは きちんと致しました!』
両手を掲げ、右手でノックの動きをしつつ、
高らかに声を張り上げる おっさん。
だから ここは劇場か、つーの。
『あっそ・・・・・・・』
ノックって・・・・「アレ」を「アレ」してた真っ最中だから聞こえなかったんか・・・俺。
ノックの意味ねーし。
はあ・・・・と、ため息を吐く。
まさか こんなおっさんに見られしまうとか
考えてもみなかった・・・。
そして こんな状況でも まったく萎えていないムスコ。
押さえている枕を 押し上げるような張りを感じる。
うーん。元気はつらつ。
若さって素晴らしい。
っていうか、ウズウズする。
早く 射精(だ)したい。
『・・・・・・・っ・・・///』
もう、いい。
理由とか もう どうでもいい。
早く 追い出さなくては。
『あのさ、見てのとおり 俺、全然 大丈夫だから!もう 出てってくれ!』
きっぱりと言って、ビシッと ドアを指差す。
─── が。
『・・・・・・・・・・・・イヤです。』
返ってきたのは 拒絶の言葉。
『は?・・・・・はぁ?な、なんで !?』
出ていかない !?
ふざけてんのかコイツ・・ !!
文句を言うより早く、おっさんは いきなりベッドに上がってきた。
そして、フル勃起ムスコを隠していた枕を
力任せに剥ぎ取る。
『おお。若さとは素晴らしいですな。』
俺のムスコを見て、にっこり。
『─────────っ///////!?
な・・・、な・・・・・・・っ !?ちょ・・・っ !!
・・・・っ、何すんだよっ!返せっ !!』
取り返そうと 慌てて 手を伸ばすと、おっさんは・・・もう1度 にっこり笑って・・・枕を 放り投げた。
『あ────────っっ !!』
華麗なフォームで投げられた枕は 部屋の隅へ・・・手の届かない 遥か彼方へ飛んでいき、壁に当たって ぽすんと落ちた。
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