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おっさん×高校生⑰
・・・・・・・・分からん。
『ですから、ここにはこの公式が・・・・』
『・・・・・・・・・・・う?』
・・・・・・・・公式?なにそれ。
『───で、答えはこうなる訳です。』
『・・・・・・・・・・・うぅ?』
なんで?なんで そうなった?
全っっ然、分からんっ!
『分かりました?』
『・・・・・・・・・・うー』
『・・・分かりませんか?』
『・・・う・・・うん・・・いや、はい・・・』
『・・・・・なるほど。そうですか・・
予想以上の頭の悪さですねぇ・・・・』
ふぅ・・・と 只野がため息をつく。
『う、うっさいなっ///!
だから無理なんだよっ!・・・あ、いや、
無理なんですー!』
『まだ始めたばかりです!
努力すれば結果に繋がるはずです!』
『うーん・・・・・ムダだと思う・・いますけど』
『人生にムダなどありません!』
キッパリ言いきって もう1度 最初から説明してくれた・・・・・けど
『・・・・・・う~?』
『・・・・分かりませんか』
やっぱり さっぱり分からない。
まったく、これっぽっちも理解できない。
『あの・・諦めた方がよくね?あ、ですか?』
『はい?いいえ!むしろ燃えます!』
『・・・・・・ああそう・・・』
言ってもムダか。
俺が勉強出来るようになるなんて夢のまた夢だよ。
何やったって、何度やっても時間のムダ!だと
思うんだけどなー。
ムダなんだから とっとと諦めればいいのに・・・
なんて、(怖いから)言えない・・・けどさー
『坊ちゃま、ちょっと志向を変えてみましょうか』
『え?』
只野は、部屋の隅に置いてあるカバンの中からゴソゴソと何かを探し、満足そうに頷くと それを手に戻ってきた。
只野の手にあるのは 小さな小ビン。
それを軽く振って 俺の隣に座った。
『・・・・何?それ』
『何って・・・・・・媚薬ですが何か?』
『────は?媚薬?・・っ・・・!?!?
び!びっ・・媚薬ぅ?!ちょっと待て!なんで、そんなモン持ってんだ!!』
『はい?それはもちろん・・・
坊ちゃまに飲ませるためです!』
『は、はぁ///!?何言ってんだよ!
そんなの飲むワケねーだろっ/////!!』
『・・・・ほぉ?』
只野の目がスーッと細くなる。
“ヤバ!ブラック只野降臨!?” なんて思った時には
もう・・・ガシッと顎を掴まれ、口をこじ開けられて
小ビンの液体が 口の中に垂らされた。
『・・・うく・・っ・・・』
舌先に ほんのり感じる甘味。
これが・・・・媚薬の味・・・なのか?
『まずは1滴。
さ、続きをやりましょう』
『な・・・っ、マ、マジで・・これ、やんのっ !?』
『はい。解けないと1滴ずつ追加します』
『えっ・・・・・ええぇ・・・ !?』
いや、媚薬って・・・・!!
大丈夫なのっ?
こんなん飲まされて大丈夫なのっ!?
頭 まわるのか?俺!
『ふふ。早く解かないと大変な事になりますよ?
坊っちゃま。心して問題と向き合いましょうね?
解けたら 極上のご褒美を差し上げますから ♪ 』
(ニタリ)
『・・・・ご・・・ごく・・・っ///// !!』
か、顔が・・・・・エロ悪い!
ヤる気まんまんじゃん・・・・・ !!
よ、よし・・・・!
こうなったら俺の本気を見せてやる!!
意地でも解くっっ !!!!
* * * * * *
『う・・っ・・////・・んは・・・っ・・・はぁ・・・・/////』
『ほら、坊っちゃま。頑張って』
『は・・・あ・・・っ・・・た、只野ぉ・・・もっ・・・・///』
『解けませんか?じゃあ・・・・』
媚薬のビンを手に迫る只野。
『あっ・・・・ま、待っ・・・て・・・待っ・・///』
もうちょっと・・・・
もうちょっと・・・・なんだ・・・////
ぼやける頭で 必死に考え、
震える手でなんとか答えを書いた。
『はあっ・・・あぁ・・・、と、解け・・・たぁ・・・///』
『・・・・・・。
おお!坊っちゃま!やりましたね!
素晴らしい!正解ですっ!!』
只野が興奮気味に手を叩く。
『・・・・う・・・ん・・ぁ・・・はっ・・・///』
や、やった・・・・・!やった!
───って、解けたのたった1問だけど。
しかも、この1問を解くのに、飲まされた媚薬は
・・・・10滴くらい?←よく覚えてない。
もう、体の至るところが熱くて、特にチン○は燃えるように熱くて、下着の中は先走りで グショグショに濡れてて気持ち悪い。
ついでに、尻も ドクドク脈打ってて・・・とにかく
この じれったいような 疼きを・・・
なんとかしてほしい・・・・・///// !!
『た、只・・野・・・ぉ・・・・////お、お願・・・っ・・・
俺・・・・、も・・・っ・・・・・///』
ホントは コイツにすがりたくなんてない。
だけど 只野にしか すがれない・・・・・
只野にしか・・・・・!
『ああ。そうでしたね!・・・では、
ふふふ。極上のご褒美をやるとしようか』
只野は 完全にスイッチの入った悪い顔で
ニヤリ・・と笑うと 俺を軽々 抱き上げた。
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