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第4話
(side 吉岡)
僕は昨日、人生で初めて授業をサボった。誰もいないトイレで、一人で性処理をして、すぐに戻るつもりだった。
それがまさか、あんなことになるなんて‥‥。
隣のクラスの新井に、アナニーを観られた挙げ句、デコピンでイかされた。
あんな恥ずかしいことは2度と御免だ!と思う反面、また、あんな風に刺激的な出来事が起こってほしいと願っている自分もいる。
昨日の今日だから、まだハッキリと覚えている。
新井の、あの軽蔑とは似ても似つかない、あの冷たく、それでいてギラギラ光る目を。
「嘘つきの悪い子には、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥おしおきしなきゃだね」
耳元で囁かれた言葉を、反芻する。
弾かれたところがジンッ‥‥と熱を持つ。
そっと、自身に手を伸ばす。するりと撫でると、ゾクゾクと甘い痺れが駆けのぼり、気が昂ってくる。
そのまま前を弄りながら、後孔に指をあてる。
新井だったら、どうするのだろうか。ふいにそんな考えが浮かんだ。
耳元で何か恥ずかしいことを囁きながら、グチュグチュとナカを掻き回すのか。
それとも、後を解すように命じ、同時に新井のモノを咥えさせられ、口淫をすることになるか。
──イイかも。
グチュグチュとナカを思いっきり掻き回してみる。グポグポと奇妙な音を発てながら、指を大胆に出し入れして。
いつもは、自分では怖くてさすがに指を限界までいれたりはしない。
でも、今は。
覚悟を決めて、いつもより深いところに指を侵入させる。
濡れた花弁がひくついて、指を奧へ奧へと招き入れる。
「ぅ、はぁん‥‥‥‥‥‥ふか、ぁい、らめぇ‥‥!」
自分でいれといて、何言ってんだ。
まぁ、そんなこと、今はどうでもいい。
ただ、快楽をむさぼるだけだ。
「ひゃ、ぁ、イイ!い、く、あっ
あっ────。」
『ほら、イけよ。』
「っっ‥‥‥‥!ふぁああああっ!」
あ、新井の声でフィニッシュ。言われたこともない言葉だが、妙にリアルで、耳に残った。
今日、また学校で会える。
そんな些細な期待に、胸を踊らせる朝。
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