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第8話

(side新井) カマをかけてみた。 違ったときの恥ずかしさがヤバいけど、たぶん、当たってる。 もし、本当に前みたいな‥‥‥‥‥‥え、エッチなことを吉岡が求めてきたとして、俺はどうしたいんだ? ‥‥。今、ナニを想像したんだ、俺は! 吉岡と、その、エッチなことを‥‥ 一人で瞑想しているが、トイレの個室からの返事がない。うんとかすんとか言えよ!と、思っていたそのとき。 ガタッと鍵の開く音が鳴った。が、それ以降動く気配がない。 「どうして出てこない?」 しばらくして、キキィ‥‥と、ドアが開いた。 そこには吉岡がいて、手招きをしている。 個室に入ってこいと。ハイハイそうですか誘ってるんですねこれは。 俺はズボンのポケットに手を突っ込んで、個室に入り、後ろ手に鍵をかけた。 「で、何、ホントに期待してんの?」 赤面した吉岡。ウチの学校の優等生が、こんなにかわいいなんて。 うつむいている吉岡のあごを掴んで上を向かせる。 「お前だけ気持ちよくなるのもアレだから、俺のも気持ちよくしてくれる?」 コクンとうなずいた吉岡は、そのまましゃがみこむ。そして、おもむろに俺のズボンのチャックを下ろし始めた。 ?! え、コキ合いとか、そういうのを予想していたんだけど。フェらまでしちゃうの?! や、フェらの方が気持ちいけど。抵抗とかないのかなぁ‥‥。 パンツまで下ろすと、勢いよく出てきた俺の性器に、吉岡はビックリ仰天。 「おっきい‥‥‥‥」と、心の声が駄々漏れだった。 どうやって咥えようものかと、いろんな角度から試行錯誤する吉岡。 その度に熱い息がかかってもどかしい。 ようやく、意を決して口のなかに入れる。 舌を使って舐め口を締める。 けっこう上手いな。ジュルジュルと音をたてて吸い上げられると、全身から股間に熱が集まっていく。 「‥‥っ、いいよ、そのまま‥‥」 そう言って、頭をくしゃくしゃと撫でてやると、嬉しそうに微笑んだ。 何度かペロペロと口に入れ直して。 先っぽを舌でグリグリされると、射精感が込み上げる。 しかし、俺は気づいた。 「ストップ、ストップ!今度は俺だけ気持ちよくなってんじゃん! えっと、吉岡は何が気持ちいいの?」 「えっと、それは‥‥なんでもいいのか?」 「なんでも、て訳ではないけど。」 「その‥‥踏んでください」 ?何を?という顔を俺がしていたので、吉岡が付け加える。 「性器を、踏んでください‥‥」 言った瞬間、ブワッと恥ずかしくなった。吉岡も、俺も。 フッと目をやったら、吉岡の股は少し膨らんでいた。 「踏んでほしいんだ、コレを。」 チョンチョンと、足で性器を触る。 ズボン越しで、しかも少し触れる程度の刺激だったので、もどかしさに膝をあわせる吉岡氏。 なんか、イイかも。 ツンツンと、続けて触って、今度は少し撫でてみた。 「ンっ‥‥‥‥。」と、小さく声を出して身じろきする。 やば、気分上がってきた。 かわいい、と思う。吉岡のこと。 「口、止まってるけど。」 そう言って吉岡のモノを踏みつける。 「ンンーーッっ!」 ビクリと体を跳ねさせた。喉がキュッと締まって気持ち良い。 涎を口の端から垂れ流して俺のをしゃぶっている吉岡を、もっと虐めたいと、思ってしまった。

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