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第27話

大学が終わったのは15時だった。 これならミクと帰れると思ったら、宮城が話しかけてきた。 「新さん、これから帰り?」 「そうだけど」 「ねぇねぇ、バイトする気ない?」 「め組の用心棒は却下だぞ」 このネタはかなり前から宮城からされていた。 「違う違う。今度は真面目なの!!……今後の新さんのためになると思うよ?」 「なんだそのバイト?」 「ゲイビ男優のバイト」 なんだなんだそのイカガワしいバイト内容は。 そもそもバイトでAV男優ってありなの? 「俺はもうミクしか抱きたくない!!」 「バレたら怖い?」 「くだらないだけだ。俺はミクと帰りたいからもう行くぞ」 俺はパソコンを鞄に仕舞って、立ち上がり、教室を後にした。

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