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第41話

ワイン等のアルコールには慣れている俺だが、 ビールは飲み慣れていないせいかあの一気飲みで悪く酔ってしまう予感がした。 「全く、質の悪いアルコールだ……」 「徳田くん具合が悪いの?」 さっきまで隣いた青年もトイレに入ってきた。 「お酒、飲み慣れてそうなのに酔っちゃった?」 酔ったと言うより、頭痛がした。 とても甘い香りがする。 とても凄く良い香りで、俺がこの世で一番好きな『ミクの香り』を嗅いだときのような……。 「……ん、なんか気分が昂るな」 「『イイキモチ』でしょ。ね、徳田くん。『小学生メイドくん』よりも素敵なこと、僕が教えてあげるから……ホテル行こうよ?」 耳元で囁く声は、愛しのミク。 ……俺はその声の主を見たら、『妖艶なミク』だった。 俺の身体に『成長したミクの身体』を擦り付けられた。 ぺニスが大きく疼いた。 「ミク……、いつの間に成長したんだ?」 「まぁいいか。うん、ご主人様のために大きくなったんだぁ……。僕を愛してよ?」 俺は『合コンで知り合った成長したミク』と店を出ることにした。

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