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第60話
『新之助、初音家の愛久が挨拶に来ましたよ』
忘れもしない、これは俺とミクの出会い。
俺が小学生六年生で、ミクは幼稚園児。
『はじめまして、ぼっちゃん。ミクです!!』
『ミク?愛久じゃないの』
『あ、よっよしひさです!!……パパがミクってよぶから、まちがえちゃいました』
その苦笑いがとても可愛くて、俺は一目で気に入った。
心に花が咲いたような気分だった。
『じゃ俺も愛久じゃなくて、……ミクって呼んでいい?』
『はい、ぼっちゃん!!』
この日の夜、俺はミクのイヤラシイ夢をみて夢精した。
それで俺は気付いた。
これは恋だ。
始めてあったときから俺はミクをそんな目で見てるんだ。
ミクをイカガワシイ姿で見てる俺は、とんだ変態だ。
ミクの主人として前に立つ資格なんてないのかもしれない。
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