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第66話

ミクを連れて俺はティーンズ向けの服屋に入った。 ティーンズ向けの服はどれも可愛いものばかりで、ミクに着せたくなったけど、買い込むとまた彼は怒ると思い、慎重に選ぶことにした。 「ミクはどんなのが好き?」 「坊っちゃんの好きな服が着たいです」 それは少し選ぶのに困るな。 ミクはなんでも似合ってかわいいから。 ん? でも待てよ?! 「それじゃミクは、俺が選んだ服なら喜んで着てくれるってこと?」 「毎日このメイド服も着てるし、抵抗のある服はないような気がします」 確かに。 ミクはメイドになってから、俺がオーダーメイドした超ミニのメイド服を着ている。 これ以上恥ずかしい服が無いなら、探そうじゃないか!! 「そういや最近下着を重ね着するファッションが流行したな」 「坊っちゃん?さすがに僕も紐パンツ一丁で歩くことは出来ません!!」 「……重ね着って言ったよね?」 「紐パンツ重ね着ですか?」 連れて歩いてる俺が捕まるって!!

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