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第68話

ファッションモールの一角に来ると、ミクはじっと見てるものがあった。 それは可愛い洋菓子の茶店だった。 「……羊さんのケーキ」 彼はメルヘンチックな羊の顔の可愛いケーキを見ているみたいだった。 「そろそろブランチする。ミク、入るぞ」 「え?!……坊っちゃん、こんな子供っぽいお店で良いんですかっ」 「ミクはここが気になっているのだろう?ならばなんの問題がある」 俺はミクの手を取り引くと、彼は更に嬉しそうな笑顔で店に入った。

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