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第102話

今日から俺はミクの護身術の師匠に稽古を付けてもらっていた。 ミクから話を聞いていた師匠は話しの分かる者で、直ぐに稽古に入った。 一通り流れを掴むコツは覚えたときに、道場の端にウチの徳川財閥のババアがSP付きて座っていた。 「お祖母様っ!!何故ここに」 俺はババアの元に駆けつけると、睨みつけた。 「新之助、お前の専属のメイドから聞きました。何やら珍事件に巻き込まれて、昨日は相手にしてやられたと」 ……珍事件。 まあ確かに『ちんじけん』には間違いはない。 多分ミクはちん(P)事件という意味で伝えたのだろうが。 「剣道だけが武術ではない事を理解してくれた流石は我が孫。徳田新之助として日々鍛錬に励みなさい」 「はい、お祖母様」 それだけ言うと、ババアは去っていった。 要するにババアは俺が強くなるのが嬉しいと言っているのだろう。 相変わらず徳○新之助として育てたい丸出しだ。 だが俺は真の徳田新之助、そう簡単には暴れん○将軍になるつもりはない。

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