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♥第5話

ついたのは小さな雑貨屋さんだった。 「わぁ‼とってもおしゃれですね。」 「やっぱり喜んでもらえた。」 透さんは隣でぼそりと呟いていたが聞こえなかった。 「このランプとか、この鳥籠とか…。」 夢中で他の商品をみていく。 「欲しいものはなんでも買うから。」 「え!そんなのダメです。これからちまちま集めていくのが楽しいんですから。 それに、そんな大金出させません‼」 「ハハッ…確かにそうだね。じゃあ何個か好きなの選んで?」 「はい。」 僕が結局買ったのは鳥のぬいぐるみが鳥籠の中に入っているアンティークと小さな花に止まっている光る蝶々のミニランプ、そして綺麗な林檎がついた手鏡だった。 その他、猫のぬいぐるみまで買ってもらった。 あとは、自分でアクセを作るUVレジンも。 「ふわぁーっ!可愛い‼透さんありがとうございます‼大切にします。」 ニコニコと透さんに向かって微笑んだ。 「…っ!」 「?」 「…気に入ってもらえて良かった。じゃあ、もう帰ろっか。」 「はい。」 その晩 僕はいそいそと自分の部屋に買ったものを置いていき、黒猫のぬいぐるみと鳥のぬいぐるみはベッドの上に置いて一緒に寝た。いつの間にか天外はかけられており、僕はそのまま深い眠りについた。

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