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♥第9話

「ごめんね。…こんな風に無理矢理して。」 あぁ、透さんが僕の髪をすいてくれている。 目が覚めたときには、透さんはいなかった。 時刻は既に午前9時をまわっていた。 「!?学校…。」 勢いよく立ち上がろうとすると、腰が痛すぎてまるで生まれたての小鹿のようにふるふると足が震えてそのまま床に座りこんだ。 「っ痛い‼…」 すると鞄のほうからスマホのラインの着信音がなった。 取り出して見ると、美和からのラインだった。 《大丈夫?最近しんどそうにしてたからゆっくり休んでな。》 《大丈夫!ちょっとしんどいから休むだけだから。お言葉に甘えて休ませてもらいます。》 スタンプと一緒に送った。 コンコン ガチャッ 「あっ!瑠璃様大丈夫ですか!?」 入ってきたのは高木さんだった。 高木さんは僕の腰を優しく撫でてベッドまでなんとかつれてきてもらった。 「ありがとうございます。」 「しょ、少々お待ちください‼声がかすれておりますので。」 と、喉にやさしい紅茶を入れてくれた。 「旦那様が今日はゆっくり休ませろとのお申し付けで。」 「…そうなんですか。」 「…それとあまりもうしたくないのですが、旦那様がこれからはほとんど瑠璃様に会わないとのことです。」 「え?…どうして‼」 「…愛人だから会う必要も無いとのことで。」 愛人…透さんの言葉は本島だったんだ。 僕は、透さんのことが好きだったのかもしれない。 いや、好きだった。 でももうどうでもよくなってきた。 せめて涙を流すことだけは許してください。 それから、僕はご飯を食べなくなった。 体が拒否をするのだ。 頭も痛いし、でも学校に行かないと。 飲み物だけは体にとりいれて行く。 「瑠璃様!少しはご飯を!」 「ごめん。…食べれなくなっちゃった。」 既に僕の場所は無くなった。 あいつらの思惑道理なのかもしれない。 そして今日は殴る蹴るじゃなくなっていた。 『今日はさー、ちょっと違うことをしてみよっか。』 そう言う彼らはニヤニヤしていた。 腕をガッチリとつかまえられそのまま黒い車に乗せられた。 「離せよっ!離して‼」 『うっさいなぁ、まぁあとで何も言えなくなるからいっか。』 着いたのはクラブみたいなところだった。 『ねぇ、誰かこの子の相手しない?』 いたのは6~7人の男だった。 『えっ⁉いいの?』 『いいのいいの。あとはよろしく~。』 そして出ていく彼ら。 『君、かぁわいいねぇ。』 僕の髪をつかみ、顔を合わせられる。 『じゃあ、始めよっか。』 「んんーっ!んむっんっ!ごふっ!はぁはぁ‼ んむっ!」生臭い男のモノを口に入れられる。 『こっちにも集中してねぇ~?』 乳首をいじられ吸われたりし、体がびくびくと跳ねる。 お尻には指が入っておりぐじゅぐじゅの状態だ。 『そろそろ入れるね。』 おしりの中から指を抜かれ、モノをあてられる。 『せーのっ!』 グップン! 「んんんーっ!?ぷはっあ‘’あ‘’あ‘’っ!」 『おい、誰がやめていいといった。』 再び口にモノを入れられる。 そうしてもう何回目だろうか。 顔は虚ろになり、身体中は男の白濁と自分の白濁でいっぱいになっていた。 「…ふぇっ…もぉ死にたい。なんでこんなことになってるんだろ。」 近くには男たちが飲んでいただろう酒の瓶が割れて落ちていた。 その破片を拾い自分の手首にあてる。 リスカってやったことないけど。 そうして僕はあたたかい液体が腕へと流れ落ちていく感覚を感じながら意識を離した。

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