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♥第13話

「で、誤解もとけて幸せだ、と?」 屋上で一緒にご飯を食べる美和は引いたような顔をしていた。 「うん。」 僕はもそもそとソーセージ入りのホットドッグをかぶりつく。 「瑠璃、他にあるやろ。」 「え?」        「セックス」 僕はソーセージ入りホットドッグを食べるのをためらった。 「せっかく思い通じあって、僕らは孕み男子やのに。」 「…。そういう雰囲気にあまりならないから。」 「え!あの人すぐに手ぇ出しそおやのに!」 「人を見た目で判断したらダメ。」 「まぁ、頑張りな?」 「…でね。その…僕、透さんのモノ、…フェラしてあげる‼」 透さんはとても驚いていたが、すぐに薄笑いになって、 「…別にいいよ。大丈夫。…もしかしてたまってるの?」 「え!…そうじゃなくて。…」 シュンとなる僕を透さんは見つめ、 「…せっかく人が我慢しているのに。…」 「!?我慢?」 「…あんなこともあって、しかも僕も無理矢理抱いたから怖いかなって。」 「別に、もう透さんにとは、恋人なんだし…。怖くない。」 「…そんな可愛いこと言ったら襲っちゃうから。」 透さんは僕を押し倒すと、深いキスをした。 「んぅっ…ぷぁ…、んむっ」 お腹のした辺りがキュンキュンしてきた。 「とぉるさぁっ…!お腹…キュンキュンしちゃう!」 透さんはニヤリと笑いお尻に指を突っ込んだ。 「ひゃあうんっ!あっあっ!…やらぁっ…そこぉ…!」 良いところばかり指を当ててくる。 「そろそろ…入れるね。」 透さんのモノがずぷずぷと中に入ってくる。 「ーーーーっ!?」 声にならなかった。 そのまま透さんは律動を速め、奥ふかくまでつらぬく。 そしていつのまにか意識が飛んでいた。

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