38 / 55
♥第39話
瑠璃と水族館に行った。
久しぶりのデートで僕も嬉しいし、何より瑠璃と一緒にいれることが幸せだった。
「僕がもっと、気をつけていれば…。」
「透様!、瑠璃様は?!」
かけつけたのは、高木さんだった。
「…今手術中だよ。…結構血がでて…。」
「手術は無事おわりました。…今は目を覚ますのを待つだけです。」
医者はそういって部屋から出た。
「…瑠璃…ごめんね。」
僕は、眠っている瑠璃の手を握りひたすら目が覚めるのを待った。
「…透さん!…私と結婚してくれま「黙れ。」
真弓美は手に持ったナイフを落とし、口をあけた。
「…え?どうして?…邪魔なものはすべて消したわ!…私は、私は…。」
「消えろ。二度と僕たちの前に姿を現すな。」
真弓美は膝から崩れ落ちると泣き叫んだ。
「私のことを愛してくれないと会社を潰してやる!…。」
すると、録音機を持った、あかりが出てきた。
「真弓美、あなたはもう三井家の人間じゃないわ。」
真弓美はあかりを鋭く睨んだ。
「…絶対に赦さないんだから…。」
真弓美は警察の人たちに連行されていった。
「あとは、瑠璃ちゃんが目を覚ますのを待つだけね…。」
「あぁ…。」
ともだちにシェアしよう!