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♥第40話
ここは…どこ?
お父さん、お母さんは?
僕はだれ?
「瑠璃さま!ようやくお目覚めに!」
目を開けると知らない女のひとが涙を流して僕を見ていた。
「瑠璃!…大丈夫?」
「えっと…僕はだれですか?」
イケメンと女のひととかほかにいる人たちはひどく悲しそうな顔をしている。
「…僕のこと、覚えてない?」
「…はい…。ごめんなさい。」
「そっか…これは、僕が受けなければならない罰なのかもしれないね…。」
イケメンさんはぼそっとなにかを言うと僕のほうに優しいかおをむけた。
「僕は、透。この人は、高木さんと有野。」
「…よろしくお願いします。」
「…瑠璃、もう少し寝ようね…。」
だんだんとまた、眠くなってきた。
…とおるさん?
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