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サークルを終えて、そのまま新宿に向かう。少し遅くなってしまったものの、まだ外が明るいことにほっとする。 (学校から近いって便利だよなぁ) ゆったりと歩を進めるうちに、気になる後ろ姿を見つけた。見慣れたそれは、隣の人物と仲良く話していて。 (芹生…?) 一緒に居るのは―――… (…はは、マジかよ) 明るい髪色、スラリと伸びた手足。 見間違えるはずもない。今まさに俺の頭を悩ませている男。 連れ立ってどこへ行くのか気になり、そっと後をつける。 そしてすぐに、やめておけば良かったと後悔した。 芹生の腰に手を回し、紳士的にエスコートしながら向かう先は。 (ふうん……ラブホ、ねぇ) あの人は、出てきた所に俺が現れたらどんな顔をするだろうか。芹生には悪いがどうしても見てみたい。 少し考えて、向かいのガードレールに腰掛けた。

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