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「ああ…前立腺、ここですか?」 感じやすい身体をしているハルさんが、一番良い反応を見せてくれる場所。 知識だけはあったものの、実際に触るのは初めてだ。 「ま、っ…そこは、いいから…」 優しく指の腹で擦ってやると、面白いくらいに跳ねる腰。震える内股に口付けて、なおも愛撫を続けると。 「むり…っも、イく……!」 ふるふると首を振る姿に、口角が上がるのを感じて。少し迷ってから彼自身の根元を戒める。 「えっ…離せって!」 「ナカだけでイけるでしょう?」 ハルさんはいい子だから、と。振り返った彼に笑いかけて指の動きを早める。 「ん、ぁ…っ、だめ…!イッちゃ、ぅ…やだ、あぁ……っ!」 柔らかい膨らみを爪で引っ掻いた瞬間、内壁がうねってより一層締め付けが強まる。 手の内で脈打つ熱さを感じながら、本当に後ろへの刺激だけで達したのかと信じ難く思った。 「女の子みたいで可愛かったですよ」 かくりと膝を折った彼を抱えて膝の上に乗せる。向かい合わせの体勢に焦ったのか、まだ力の入らないだろう体で脱走を試みるが逃がさない。 「…いつも、顔見せてくれないのは―――」 何故ですか、と聞こうとしてやめた。それはきっと俺が立ち入って良い問題じゃないから。 「理由は聞きません。でも…今日だけ、駄目ですか…」 少し上にある相貌を見る勇気はなくて、目の前の胸板に顔を押し付ける。 「…いいよ、今日は特別な」 撫でられる感覚にほっと息をつきながら頬を緩めた。

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