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初めての3P! 第1話
俺の仕事はゲイビ男優。因みにタチ専門でネコはしたことがない。
「陽 ちゃんさーん!」
「うわっ!」
後ろから突然飛びついてきたのは後輩のハチくん。彼はネコ専門で、見た目のチャラさと淫乱さのギャップで人気が高い。
「今日の撮影、3Pなんでしょぉ?すげぇ楽しみー!」
「あとは祥 だけだね。」
「俺あの人きらーい!でもでも、今日は陽ちゃんさんがいるから頑張ります!」
「うん、頑張ってね。」
「頑張るから褒めてーー!!」
今日は撮影日。内容は俺とハチ君と祥とで3Pだ。俺は元よりS気があるようで、今日は祥と2人でハチくんをガンガンに攻めるつもり。
「おはようございまーす。……あれ、俺が最後?」
「おせーぞオジサン!」
「……ハチ、わかってるよな?今日はお前が俺達に抱かれるんだよ?そんなこと言ってていいの?」
「失神しなきゃ俺の勝ちだから」
「何そのルール。陽、おはよう。」
「おはよぉ」
祥は俺達の中じゃ1番のベテラン。監督さんや相手の男優さんからも、祥に任せとけば問題ないと絶対的信頼を得ている。
「陽ちゃんさんと2人でラブラブえっちがしたかったぁ」
「何言ってるのハチ。陽がラブラブえっちなんてできると思う?陽は見た目と話し方は優しくても、セックスとなるとどの付くSなんだよ?」
「知ってるしぃ。陽ちゃんさんとの撮影じゃいつもトんでるしぃ!でもそういう人とラブラブできたら幸せ満点じゃないですかぁ?」
「え……お前陽との毎回トぶの?やばくない?こっわ。陽怖ーい。」
ハチくんは幸せそうに、祥は引いたように俺を見た。
「ハチくんは可愛いから、いつもテンションあがっちゃって。」
「それにしてもでしょ。てか2人とも準備した?」
その言葉にこくりと頷いた。
でも今日は不思議なことがあったんだ。一応の為って、俺もわざわざ浣腸して中を綺麗にした。その感覚がちょっと気持ちよかったのは誰にも言えない秘密。
祥もすぐに準備に入って、少しすると「撮影始めまーす!」と大きな声がスタジオに響いた。
「よろしくね。祥、ハチくん。」
「はい!こちらこそよろしくお願いします!」
「よろしくー。」
今回の設定はハチくんが俺の恋人役で、俺の友達役として祥が出る。
ある日突然、俺とハチくんが同棲している家に祥が来て、無理矢理3Pセックスさせられるっていう、まあ、よくあるような設定だ。
合図がかかり、祥が乱暴にハチくんの腕を掴んだ。反抗的で怯えたような目で祥を睨みつけたハチくんは、助けを求めるように俺に手を伸ばす。
「大丈夫、祥は俺の友達だから。」
笑顔でハチくんにそう伝えると、ハチくんは絶望的な表情になった。
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