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14-S(R-18)
"ちゅっ"
「……」
深い眠りについた藤の頬に、軽く口付ける俺。
只今、午前2時18分。
……藤はどう思ったのだろう。
……眠りにつくまでの行為を。
ティッシュを取り、手や自分のモノについた飛沫を簡単に拭く。
もちろん、藤についた飛沫も。
ベットライトをつけ、藤の膝に溜まっていた下着とスウェットを脱がす。
「コレは……、洗わないとダメだな」
下着は通常よりはるかに重く、ぐっしょりと濡れていた。
あまりにも量が多かったのか、スウェットの前も染みになっていた。
それを見ると、自分のモノがまた起ち上がる。
「……ダメだろう」
思春期の少年なら当たり前にある性に対する興味。
「……フゥーッ」
ただ、藤からはそういった匂いはしなかった。
「……ハァ…ッン」
なっちゃんがいる事もあるのか、まだまだお子様だと思っていた。
「ハァ…ハァ…」
が、全く違った。
「…ック……ッハ」
藤の息づかいが、惑わすように俺を包み込みんでいった。
潤んだ目を妖しく光らせ、ハクハクさせる口から誘うように舌を覗かせる。
そして、淫らな腰つきで快楽に浸っていく。
ゆっくりと、確実に、堕ちていった藤。
「……ッン、ッン」
思い出すだけで、自分の右手が早くなる。
「ハァッ……ハァッ……」
寝息を立てる藤は、とても清らかで眩しい。
「……クッソ、ダ、メ、な…のに…」
その藤に、淫靡な藤が重なる。
「……アッ、ック」
右手に力を入れ、規則的に上下する藤の胸へ向けて、滾った欲を吐き出した。
「ハァ……ハァ……ハァ」
藤の胸に飛び散った自分の欲を見ながら息を整える。
「……俺、だけ……」
純朴な藤を、
「俺だけ」
快楽に忠実な藤にするのは。
そう思うと、何とも言えない高揚感が俺を支配した。
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