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浅い眠りに揺らぎながら
創が夕飯を作りに来てくれて、継はすげえご機嫌だった。それまではまったく入らなかったシュートも入るようになったし、通らなかったパスもきちんと繋がる。ほんと、梅ちゃんや菅原先生が言うように、創をマネージャーにしたい。
あいつにとっての俺がそういう存在なのかも…とか、自惚れてもいいもんなのか、な…?や、別に嬉しいわけじゃないけど!
夕飯の後片付けをして、梅ちゃん達の話しを聞いた後は各自で自由行動になった。継は創と電話してたから、ジャスティンと一緒に体育館に敷き詰めたマットの上に寝転がる。埃くさい。
うつ伏せになって伸びていたら、おもむろにジャスティンが太股に跨ってきて、ぐっと腰を押してくる。脊柱に沿って筋肉を解しているから、ものすごく気持ちいい。
「…ん、それ気持ちい」
「ココ?」
「っふ、んー……」
ぐっと押されて肺の中の空気を吐き出すと、俺の呼吸に合わせるように揉んでくれる。
やべえ、超気持ちいわ。
ふっと意識が飛んだところを慌てて引き戻す。危ねえ、寝るとこだった。なんか体がふわふわする、これマジでヤバいやつだ。
「寝ていいぞ?」
「ん、むー………んぅ」
ちらりと目線だけ動かしてみたら、ジャスティンは俺の横で嬉しそうに微笑んでた。
背中に掛けられたバスタオルが暖かくて気を緩めたら、ゆらゆら揺れるところに意識を持ってかれた。
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