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Be my boy
【ジャスティンside】
ライトが落とされた体育館に、穏やかな寝顔で横になるダイスケ。少し開いたままの唇が、幼い様子を更に引き立てている。
ずり下がったバスタオルを肩まで引き上げてやると、もぞもぞと寝返りを打った。
こっち向いた。So cuteだ。このまま抱きしめたら起きるだろうか?
「……ん」
試しに背中を撫でてみた。開いていた唇が閉じて、笑っている。
ああ、まずい。これはまずい。
どうしてこんなにも可愛いんだろうか?実は起きてるんじゃないのか?ほら、さまよっている手のひらを握ってやれば、ぎゅっと握り返してくる。やっぱり起きてるんだろう?
「…ダイスケ」
「……んぅ」
「I love you…」
繋いだ手の甲にkissを落とす。暖かい。
I love you…口に出すと、じわじわと胸が熱くなる。
隣ではケイが笑っているけど、そんなもの気にならない。だってケイだって言ってるじゃないか。だから、オレもいつだって言いたいんだ。
だから。
早くオレのものになって………
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