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どいつもこいつも

レストランを出てペンギンがいるとこまで歩いて行く。相変わらず双子はイチャイチャしてて、なんかもう勝手にしやがれと諦めた。 ふとジャスティンの方をチラ見したら、目が合って口元だけで笑ったかと思うと、ぎゅっと手を握られる。慌てて振り解こうとしてみたけど、絡められた指は更に強く俺の手を握ってきた。 「お、まえ…放せ、よ…」 「…イヤなら放す」 「っ、それ、ずりーよバカ…」 そんな耳と尻尾垂らすな、撫でたくなるだろ。 今いる場所は独立したエリアで、俺ら以外に人はいない。だから、うん、だからだ。 握られた手のひらに少しだけ力を入れてやったら、ぴんと耳が立って尻尾もぱたぱたと振り、嬉しそうに笑う。 ほんとバカだな… バカだよな、俺… こいつのこの笑顔が、やっぱり好きなんだなって改めて思う。言わないけどな。 同時に、この笑顔を俺以外に向けられるのかもしれないと思ったら、なんだかムカついてきた。俺のなのに。 …ああ、そうか、全部俺のにすればいいのか。簡単な事じゃん。だからあいつらはあんなお互い大事にし合ってられんのか。 俺もそういう風に思いたいし、もちろん同じように思ってほしい。 ちらっと見上げた横顔がなんだかイケメンで悔しかったから、だんっとつま先を踏んでやった。

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