「…ん、なとこ、舐めんな…んぁ」 「どうして？」 いつの間にか唇が離れて、細い首筋を伝うように下りていた。少し吸い付くだけでも紅い跡を残せるのが嬉しくて、ついついいくつも付けては怒られてしまい、諦めてそれを追うようにねっとりと舌を這わせている。 ぴくりと揺れる体を楽しみながら、次第にそれは胸元へと寄る。そっと主張し始めた頂を舌先で突つくと、ぱしっと音を立ててジャスティンの頭が揺れた。 「ばっ、どこ…」 「………ちょっと黙って」 「ひぁうっっ⁉︎」 叩かれてムッとしたのか一度そこから顔を上げるも、再び近付けて今度は唇で挟み込み、舌先で舐め上げる。初めて感じるその刺激に、大介の口からは甲高い声が漏れた。 初めはジャスティンの頭を引き剥がそうと金色の髪を掴んでくいくい引いて抵抗するも、少しずつ指先が痺れていくかのように錯覚する。 「んぅー……」とくぐもった声に気付き顔を上げてみれば、大介が手の甲で唇を押さえつけている。 一旦起き上がりそっと手首を引いて両方とも頭上でひとまとめにすると、むすっとしたように唇を突き出した。 「ダメ、我慢しないで」 「ふざけんな、ムリ！」 「全部知りたい。声聞かせて？」 突き出した唇にキスを落とすと、そこから力が抜けていくかのように大介がおとなしくなる。それを了承と受け取ったジャスティンの掌が、ゆっくりと腰回りまで下がっていった。