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全部知りたい
【大介side】
「ムリムリムリムリムリムリっ!!ぜってー無理だって!!やめろ!嫌うぞバカ!!」
「ちょっ、落ち着いて…」
さわさわと腰の辺りを撫でていたかと思って油断してたら、いきなりそれがケツに回されて、なんか冷たいもんが足の付け根あたりに垂らされた。「んぎゃあっ!」と声と腰を上げた隙に大量のタオルが下に敷かれて、ベッドから少しだけ浮き上がる。
てゆーか、いつの間にかハーフパンツも何もかも取っ払われていたのにびっくりした。
ヌルヌルしたこいつの指が、あろう事か俺のケツの穴に充てがわれて、指先で撫でてきやがった!
男同士はソコを使うっていうのは創から聞いて知ってる。けど、知識と経験は別だ。あり得ない。無理。ここにこいつのを入れるとか無理だろ!だってそこ出るとこじゃん?明らかに無理があるだろ⁉︎
「物理的に不可能だろうが!」
「大丈夫、オレは出来るから」
「俺がムリっ!」
がしがしと足で抵抗していたらあっさり足首を掴まれてしまって、間に体を入れてくるから閉じる事も出来ない。待ってこれすげえ恥ずかしいんだけど!
じたばたしてたらいきなり上から覆いかぶさってきて、ちゅっと音を立ててキスをされる。深い碧い瞳に吸い込まれそうになりながらも、思わずじっと見入ってしまった。
「…大丈夫、ね?」
「…………もっかいしろ」
今度は俺から首に腕を回して引き寄せて唇を合わせる。クソ恥ずかしい。でもしたい。
クチュクチュと唾液が絡まる音が聞こえてきて、ぎゅうっとしがみ付くと、ゆっくりとソコに何かが入ってきた。何かなんてジャスティンの指以外にないんだけど。
「…痛い?」と唇が少しだけ離されて聞かれるけど、正直そんなのわかんねえ。変な感じはするけど、予想してたよりは平気かもしんない。
「んーん、だいじょぶ」
「そうか…」
ほっと安心したみたいに息を吐いて微笑んだこいつが、不覚にもやっぱりカッコいいとか思ってしまった。
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