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ゆっくりと、しっかりと
【ジャスティンside】
「違ぇよ、お前が、俺のになったんだよ…」
そう言って苦しそうに微笑んでくれるダイスケが、キュートでエロティックで、どうしようもないくらいに好きだ。
可愛くて、何に対しても一生懸命で、まっすぐで、でも素直じゃなくて。こうして組み敷かれてるというのに、まるでさせてやってるというような顔をして。
けれど、それでいい。そんな関係がオレ達らしい。
さらさらと音を立てる黒い髪。
ほんのり汗ばむ肌。
じっと見上げてくる潤んだ瞳。
背中に回された腕。
腰に絡みつく脚。
その全てを大事にしたい。愛おしいというのは、こん気持ちなんだろうか。
「ダイスケ、好き…」
ちゅっとキスをしたら、締め付けながら嬉しそうにふにゃりと笑って「…知ってる」と返してくれた。
どうしよう、どうすればいい⁉︎可愛い!大好きだ!
「ひ、あっ…バカ、これ以上デカくすんなっ!」
「ダイスケが可愛いのが悪い」
「何バカな事言ってんだよバカ!」
「……もうムリ、動いていい?」
腰回りに絡みつく脚をゆっくりと撫でて、拘束が緩くなったのを確認してから少しずつ引き抜く。
はくはくと唇を動かして何かに耐えているダイスケを、めちゃくちゃにしてやりたい気持ちと、大事に優しくしてあげたい気持ちとが混ざり合う。辛うじて優しくしたいというのが勝って、再びゆっくりと奥まで入り込む。
ああ、やっぱりゴム着けててよかった。ずっと中にいたい。というより、きっと外に出す余裕なんてないだろうな。
「ぅっん…はっ、ぁ…」
「好き…好きだよ、ダイスケ」
ぎゅうぎゅうに締め付けられると、もういっそこのままずっと中にいてもいいんじゃないかと思う。それくらい、気持ちいい。
抱きしめたら、抱きしめてくれる。それが嬉しくて、幸せで。
出し入れする動きはそのままに、少し開いた唇を塞いで舌を差し入れる。熱いそれと絡めるとゾクっとして、根元からなぞり上げて吸い付けば締め付けが強くなった。
いつもキスをする時に耳の後ろから髪を撫でてやると、うっとりしたように力の抜ける体。それをぴったりとくっつけて、反対の手は指を絡めて。背中に回されたダイスケの指先が爪を立てるのだって、今では甘く撫でられているみたいだ。
「んっふ、あっ……や、だめ、だ…っ!」
ふるふると頭を振ってポロポロと透明な雫を大きな瞳から溢れさせる。それがたまらなく綺麗で、頭の中が爆発しそう。
二人の間にあるダイスケのものをそっと握ってゆっくりと動かすと、途端にぎゅうっと締め付けがキツくなった。
「やあっ、も…っ!ジャス、ティ……っ!」
「っく…ダイスケ…!」
黒い瞳に吸い込まれた瞬間に下腹部に熱いものが飛び散り、今までで一番強い締め付けに耐えられずに我慢していたものを放った。
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