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第4話

みんながいる部屋に戻る2人。 「じゃーん、魔女っ子兄弟登場〜」 「アキ兄…」 アキラは飄々と杖を掲げポーズを決めたりして楽しんでいるが、コウジは恥ずかしくてアキラの影に隠れながら、今すぐ脱ぎたい気持ちでいっぱいだった… その楠木兄弟の姿を見てギャラリーたちは… 『か、可愛い!!』 Lサイズ組のほぼ全員の気持ちが一つになった。 黒タイツの上にミニスカートの魔女っ子プリティなワンピースは青とピンクの色違い、ウィッグはアキラが青い長髪、コウジがピンクの長髪。白い手袋に、でっかい魔女の帽子をかぶっていて、魔法のステッキまでついていて子どもの仮装みたいな格好だが、なぜかかなり似合ってしまう2人。 「カンペキ女子じゃん!魔女っ子可愛い〜」 ルードが、先頭切って感想を伝える。 「ヤバイヤバイ、想像上いってる、可愛すぎる」 瞬助は念願叶って大興奮しているようで同じ言葉を繰り返している。 「………」 可愛すぎるアキラにドキドキして言葉すら出ないみずき。 「はっ、それで男の娘デビューでもすればいいんじゃね?」 ヨシは若干辛口コメントだが、内心は可愛いと思っている様子。 「なんで僕がピンクなの?めちゃくちゃ恥ずかしい」 とりあえず瞬助のそばに行き文句を言うコウジだが… 貴重なコウジの女装に、文句なんか聞こえていない様子の瞬助。 「いやいや、なんていうか、もう可愛い過ぎて…ヨシさん、しばらく寝室貸してください」 「馬鹿!!」 突然お馬鹿なことを口走る瞬助の腹に肘打ちを1発入れてやる。 「痛ッ!いたたた、冗談だって、冗談」 強烈な一撃が見事にみぞおちに入り悶え、苦笑いな瞬助だが、コウジの側からは離れないようだ。 恥ずかしさもありかなりイライラなコウジをなだめる瞬助ゾンビ。まあまあの血のりメイクだ。 「魔法使いなのに打撃なんだな」 アキラがその様子を見てクスクス笑っている。 そのアキラのそばにそっと寄り添うみずき。 「アキラ…」 「あ、みずきはドラキュラ?マント凄いな」 大きめのマントにタキシードというオーソドックスなドラキュラだ。 「あ、あぁ…」 目のやり場に困るほど可愛い姿。すぐに言葉が出ない。

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