僕の耳の穴に熱い息を吹き込んで、「玲…好きだ」と悠ちゃんが囁く。僕もだと答えたいのに、耳の穴に舌を入れられて、背中の真ん中がピリリと痺れ、甘い声しか吐き出せない。 「あ…んっ、ふぁっ、あ…っ、んぅ」 僕の恥ずかしい声が、悠ちゃんの口の中に飲み込まれる。深く唇を合わせてねっとりと舌を絡める。大量の唾液が混ざり合い、僕の口から溢れて顎を伝った。 頭と身体がトロトロに蕩けてしまい、閉じていた目をゆっくりと開けて、ぼやける視界で悠ちゃんを見た。 ゴクリと音を立てて唾を飲み込んだ悠ちゃんが、掠れた声で「玲、膝で立って…」と言って、僕の脇に手を差し入れて持ち上げる。 僕は言われるがままに、悠ちゃんの肩に手を置いて膝で立った。僕の胸の前に悠ちゃんの顔が来て、いきなり僕の乳首に吸いついてきた。 「ああっ！あっ、やぁ…っ、いたっ、や…」 舌で何度も弾いて音がするほど強く吸い上げる。反対側を指で強く摘まれて、涙がポロリと零れ落ちた。強く弄られて痛いと思っているのに、僕は悠ちゃんの頭を胸に押しつけるように抱きしめて、先端から蜜を垂らしながら性器を震わせていた。 取れてしまうんじゃないかと思うほどしつこく乳首を吸って、ようやく悠ちゃんの顔が離れる。 下を見ると、僕の乳首が真っ赤に腫れてピンと立ち上がっていた。それを見て、僕はまた性器と後ろの孔を震わせた。 「おまえのこれ…エロいな」 「あっ、やっ、痛い…」 「痛いのに感じてんのか？ほら、ここ…トロトロになってる…」 悠ちゃんが、僕の真っ赤な乳首を指で弾き、ビクンッと跳ねた僕の腰を引き寄せた。そして、後ろの孔に指を這わせて、恥ずかしいことを言う。 僕は、瞳にいっぱい涙を溜めて、意地悪な悠ちゃんを睨んだ。 「ゆ…ちゃんの、せいだもん…。それに、む、胸がじんじんとして痛い…。ふ、うっ…、これ、治る…？」 「ふっ…、俺やっぱりSだわ…。痛がって泣く玲を見て、メチャクチャ興奮してる」 そう言って悠ちゃんが、僕の手で自分の性器を握らせる。悠ちゃんのそれは、今までの悠ちゃんの中で一番大きくて硬く、ビクビクと揺れていた。 それの硬さに驚いて涙が止まった僕を座らせると、悠ちゃんが僕の顔中に優しく口づけていく。顔や首筋を吸ったり舐めたりしながら、後ろの孔にローションを塗り込んで指をツプリと入れた。 僕は後ろの緩い刺激が物足りなく感じて、知らず知らずのうちに腰を揺らし始めた。 悠ちゃんが荒い息を吐きながら、「エロい…」と呟いて、指を二本三本と増やしていく。 後ろの刺激に意識を集中させていたら、「玲…痛い」と言う声がして、ハッと顔を上げる。困った顔の悠ちゃんと目が合って、どうしたんだろう…と視線をずらすと、ぼんやりとした視界に歯型のついた悠ちゃんの肩が映った。 「あ…これ、僕…？ご、ごめんっ、悠ちゃん…痛い？」 「ちょっとな。けど、噛みつくおまえが可愛かったし痛みが気持ちよかったりする…。俺…Mも入ってんのかな」 僕は歯型の跡を手のひらでそっとこする。でも赤くついた跡が消えるわけはなくて、また涙をポロリと零した。 「ゆ、ちゃん…ごめんね。僕のことも噛んで…。歯型、つけて…」 「ほら、泣かなくていいよ。それに見てみろ。おまえにはもっとたくさんの赤い痕がついてるだろ？先に噛んだのは俺の方だしな…」 そう言って笑うと、僕の濡れた頰を親指で拭って、赤く腫れた乳首を軽く摘んだ。 「あっ！いた…っ。う…悠ちゃん、痛い…。これ、治る？」 「俺が舐めて治してやるよ」 「そんなの、しみて余計に痛いよ…」 「そうか？ふ、ちゃんと後で薬を塗ってやるから」 「うん…あっ」 話してるうちに、悠ちゃんが、僕の後ろの孔に入ったままだった指を引き抜き、僕の腰を掴んで、後孔にそそり立つ性器をあてがった。