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第78話 寤寐思服 ※
僕は身体に力が入り、悠ちゃんの肩を強く掴む。
「玲…大丈夫だから、そのままゆっくりと腰を下ろして」
「え…あ、は…いる?」
「入る。ほら、ゆっくり息を吐いて…」
「ん…っ」
悠ちゃんに言われた通りに、ゆっくりと腰を落としていく。悠ちゃんの先が入ってきた時に、思わず後孔に力を入れてしまったけど、目を閉じて細く息を吐くと、ズププと中に押し入ってきた。
「はあっ、あぅ…、入っ…た?」
「ん、まだ半分…。もうちょっと頑張って」
「え、まだなの?」
僕の中の深い所まできてるように思うのに、まだ半分だと恐ろしいことを言う。もうこれ以上は無理だと悠ちゃんに目で訴えると、いきなり僕の性器を握り乳首を摘んだ。その瞬間、腰が落ちて、一気に大きなモノが奥深くまで突き刺さった。
「やあぁっ!あっ!あ…っ」
「く…っ」
あまりの刺激に僕が放心状態で震えていると、悠ちゃんも僕を強く抱きしめて、身体を震わせる。
「…やべ…。イっちまうとこだった…。はぁ…大丈夫か、玲?」
「ん…」
悠ちゃんの問いに、僕は小さく頷く。僕が悠ちゃんの首に腕を回してしがみつくと、悠ちゃんが僕の腰を掴んでグルリと回し始めた。
「あっ、はぁ…っ、ん…」
「あ〜…おまえの中、すげー気持ちいい。動くぞ」
そう言うや否や、下からガンガンと強く突き上げてきた。
「あっ!やぁ…っ、こわ、い…っ、あん」
「ちゃんと掴まってろ。玲、おまえは…俺のものだっ。誰にも渡さねぇ!玲、玲っ、好きだ…っ」
「んっ、僕、悠ちゃんの…っ。ゆうちゃ…あっ!ん…、好きっ、大好きぃっ」
振り落とされないように必死に悠ちゃんに抱きついて、気がつくと、僕も悠ちゃんの突き上げる動きに合わせて、腰を跳ねさせていた。
悠ちゃんの硬いお腹に僕の性器が擦れる刺激と、中を硬く大きなモノでゴリゴリと擦られる快感に、僕は限界を迎えて腰を震わせる。
「あっ、い、イっちゃう…っ。あ…、やぁっ!」
「はあっ、玲っ!く…っ」
高い声を上げて、僕は僕と悠ちゃんのお腹の間に白濁を飛ばした。ほぼ同時に、僕の奥に熱い精液が吐き出される。悠ちゃんは、僕を強く抱きしめたまま、しばらく腰を震わせていた。
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