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第9話
やって来たのは個室のあるカフェ。
「オーナー!お疲れ様です」
「お疲れ様です」
…どういうこと?
「何?夏」
「いや…あの…」
「言ってなかった?俺やミカはあっちとこっち行き来してるの。仕事円滑に進めるためいつもはこうして人として生きてるんだよ」
「え?そうなの?」
「うん」
「ここ…」
「ご存知でしょ?秋月社長」
「あなたが…あの…」
「たぶんそうですね」
「だから私の名前をご存知だったのですね。
…紺青。この方は飲食業界では知らぬものがいない相手だよ。うちもこちらに手を広げようと思っていてお電話だけではあるが話はしていたんだ」
「そうなんですね」
「暫くここ使うからよろしくね」
「はいっ!」
あぁ…あの子アミーに…頬を染める彼を盗み見てアミーについて部屋に入った
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