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第13話
それから時は流れる。
これはリドルが死んだ日…
リドルは…殺されたんだ…あの日二人を川に落とした…人の手で…
学校から下校していると見知らぬ少年が僕に声をかけそして…リドルのもとへ…
「何で…リドル…」
「だってさぁ。こいつが俺に向かって吠えるんだよ?犬の癖に」
そして高笑いをする…僕はどうすることもできなくてただ亡骸を抱き締め泣くことしか出来なかった…
「リドルは…殺された。だから輪廻の輪に戻れなかった…」
そういうことだったんだ…
「自然死は輪廻の輪に戻れる。しかし事故や自殺、他殺は戻れない」
それからリドルがやって来たのは翌年のハロウィンの日…
「この日だけは亡者もモンスターも自由にここへこれる。人の魂を食らうもの、人に憑依してその後の人生を謳歌するもの…そしてリドルのように大切な人に会いに来るもの…」
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