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第37話
そう言われてもイザヤの言うやつが何なのかわからない
イザヤは少しだけ先の未来を見ることができる能力を持っている。
いくつもの力を封じられたがこの力は消すことはできなかった。
イザヤは何を見たのか?俺の未来なのか…そいつの未来なのか…
ただ…イザヤの言うことが本当なら…
淫魔の血が流れている人であったとして…どうにか耐えうるかもしれない…しかし…
人でなく俺やミカみたいに人に姿を変え人界で生きているのであれば…
「バカな奴…俺意外からも貰わないと…死ぬぞ…」
それからも結局相手を特定はできなかった。そして随分と時は過ぎていった
「オーナー!」
「ん?どうした?影森」
「あの…今日のこの後のご予定は?」
「あぁ…遅くなるかもしれないけど…待てる?」
従業員の一人である影森。元は客としてここに訪れていた。
人懐っこい笑顔で性格も可愛らしく客一人一人のことはあまり覚えてないけど彼だけは覚えていた。そして店長に気に入られて入社してきた。
従業員とは関係は持たないつもりでいたのだがある日道端で男達に絡まれている影森をたまたま助けてその時おそらく媚薬を盛られていたのか抱いてほしいと懇願され関係を持った。
影森との体の相性が恐ろしくよくて俺の方がはまってしまい、月に二度ほど体の関係を続けている
「…オーナー…助けて…」
声を掛けてきた直後倒れた
「おい!影森!?」
「オーナー!どうしました?」
「影森倒れた。悪い…今日の分任せていいか?」
「俺が行きますよ」
「俺にいかせてくれ」
「わかりました。こちらはお任せください。」
影森を抱え車に乗せる。影森の家はわからないので俺の家に連れてきた。
呼吸も荒く頬も上気している…
「オーナー…アミさん…助けて…」
「優雅。大丈夫だよ。ごめんな。このままじゃ風邪引くから脱がせるね…っ…お前…」
「っ…バレちゃった…」
そのまま意識を手放した影森の姿を見つめていた
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