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「フン、しらばっくれちゃって。男の子にヒロインのコスプレなんかさせて、この、むっつり隠れ変態眼鏡!」
グラマラスが去り、クロは、ひょいと手術台を覗く。
そして下半身を曝け出している海を見、目を見開かせた。
「ヒロイン、お前……男……だったのかよ?」
ああ、もう何が何だかわからない。
空姉ちゃんにぶっ飛ばされてもいいです、今は、この火照りを何とかしたい……。
欲深な火照りに操られた海は突っ立っていたクロにキスをした。
「おい……」
「も……むりです」
「は?」
「いくらシても、全然……自分じゃ……だめなんです」
「……」
「クロさん、助けて……」
肉付きの足りない両足を左右に開かせ、自己愛撫で屹立させたペニスを海の後孔に宛がう。
淫獣の毒が回ってメス化し、大した抵抗もなく、クロの一部が純潔そのものだった仮膣へ誘い込まれていく。
「ぁ……ん」
「自分からけしかけておいて何だが。大丈夫か?」
「平気……です、もっと……奥に……」
「お前、いつもと違うくないか? 淫獣の毒もあるだろうが……いや、そもそも普段のお前ならあんな簡単に触手に捕まらないだろ?」
「クロさん……奥に……」
涙目で海に乞われてクロは肩を竦め、腰を進めた。
面白いくらいに奥までペニスが届く。
先端で内壁をゆっくりとなぞられ、狭い手術台の上で海はもどかしげに身を捩じらせた。
「あ……クロさんの、なかに……硬くて、おおきいです……すごい……」
癖のない前髪を乱す海の額をクロは撫でてみた。
とても熱い。
頬にも触れてみる。
やはり熱い。
頬を撫でていたら海はクロの親指をぱくりと口にした。
「ん……」
身を繋げていたら海を蝕む火照りが自分にも移ってきたような気がした。
未熟な仮膣に突き入れたペニスを伝って血肉の隅々にまで。
「……伝染性があったのかよ」
苦笑混じりに呟いて、身を繋げた今となっては後悔しても時すでに遅く、クロは観念した。
黒ネクタイをし、白衣を羽織ったまま、海を突き揺さぶり始めた。
「ぁっ、ぁぁっ、クロさぁん……っやぁぁ……っ」
床に立つクロは海の腰を掴んで固定し、貪欲な腰つきで律動した。
手術台がぎしぎし軋む。
ニーハイブーツを履いたままの海の足が虚空にがくがく揺れた。
「ぁん、いい、気持ちいい……っもっとください……奥までいっぱい……」
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