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意地悪なドすけべ

俺は圭ちゃんより先に風呂から出て、黙って寝室に向かった。 お揃いのバスローブを身に纏い、俺はベッドに入って寝たふりをする。 しばらくすると、バスローブ姿の圭ちゃんが静かにベッドに入ってきて、なにも言わずに俺に後ろからキュッと抱きついてくる。圭ちゃんがこうやって自分から俺にくっ付いてくるのも珍しくて、それだけで何だか優越感みたいなものを感じて、いい気分になってしまった。 「……陽介、俺 どうすればいい?」 不安そうな声で俺に聞く。 ……可愛いなぁ。 「バスローブ自分で脱いで。脱いだらここに来て」 俺はそう言いながらベッドに座り直し、自分の腿をポンポンと叩いた。 圭ちゃんは恥ずかしいのか、俺から少し離れると俯いてバスローブを脱ぎ裸になった。 勃ってるし…… ヤバい……圭ちゃんめっちゃエロい。 俺は興奮してるのを悟られないように、まだ機嫌が悪いんだぞってアピールするかのようにわざとムッとしたままの表情をキープする。圭ちゃんは裸のままおずおずと俺の足に跨ってきた。俺の言った通りにしてくれてるのが嬉しくて、俺は益々調子に乗ってしまった。 「キスは?」 圭ちゃんは真っ赤になって俺の顔をジッと見て、首に腕を回し柔らかくキスをしてくれた。そのままゆるりと舌を絡めながら、圭ちゃんは俺のバスローブも脱がし始める。 でも俺は焦れったくなってしまって、思わず圭ちゃんを押し倒してしまった。 今日は圭ちゃんが従順だから何でもやってもらおうと思ってたのに、結局俺が我慢ならなくなっちゃった。 俺は貪るように圭ちゃんの口に舌を侵入させ激しく舌を絡めキスをする。クチュクチュと音が漏れるほどに圭ちゃんの息は荒かった。いつもより感じてくれてるのかな? 先程からの圭ちゃんの反応に俺の加虐心が沸々と湧いてくるのがわかった。 そのまま首筋に吸い付き、耳朶や鎖骨あたりも甘噛みする。圭ちゃんの喘ぎが段々と大きくなっていく。堪らなくなった俺はわざと強く鎖骨辺りに噛み付いてしまった。 「んっ……あっ、…んあっ 」 噛み付いた圭ちゃんの鎖骨に痕も付ける。 圭ちゃんは俺のだ…… 耳の後ろにも吸い付く。 乳首の横にも……背中にも…… 誰にも触れさせたくない。周の顔が浮かんではイラッとして圭ちゃんにあたるように攻め立てる。俺は圭ちゃんをきつく抱きしめながら可愛い乳首も甘噛みをした。圭ちゃんは俺の下で体を捩り僅かに抵抗するようなそぶりを見せる。それでも圭ちゃんの先走りで俺の腹はぬるぬるとしていた。 「あっ、陽介……やだ、あっ……あ……は……んっ、やめ…… 」 圭ちゃんの完全に勃起したペニスをキツく握ると「あっ」と大きな声をあげ体を縮こませるように背中を丸めた。圭ちゃんってMっ気があるのかな? いつものエッチじゃこんな風には乱れてくれない。 「圭ちゃん、どうしたの? 今日はすごい感じちゃってヤラシイね。気持ちいいの? またここから凄いヌルヌル出てるよ。エロいね …… 俺によく見せてよ」 わざと意地悪く言ってみると、圭ちゃんは目を潤ませて俺を見た。

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