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第3話

夜になり巽の言葉通り橋羽が食事を持ってきた。 その後は何事も無く風呂に入ったり、命くんの話に付き合ったりとのんびりと過ごした。 あまりにも普段の生活と変わらなくて拍子抜けだ。 一つ違うことと言えば母さんの顔色をうかがわなくても良いことかもしれない。 「さとるくん髪乾かさなきゃだめだよ!」 「自然に乾くから大丈夫だよ」 「ぼくにさせて!」 「そんな!いいよ…」 「いーからいーから」 濡れた髪のままで居ると、命くんがドライヤーとブラシを持って注意してくる。 さっきお風呂上がりに一生懸命髪を乾かしているのを見て、小さいのにおませさんだなぁっと思って居たら今度は矛先が俺に向いたようだ。 「おきゃくさんここに座ってください」 「え?」 「ぼくは美容師さんなんだよ。だからえんりょしなくていいんだよ」 どうやら命くんは美容師ごっこをするらしい。 ごっこ遊びに付き合ってやるのは年長者の勤めだ。 俺は大人しく命くんの指差す椅子に座った。 「さとるくん前髪長いね。邪魔じゃないの?」 「平気だよ」 ドライヤーのゴーっと言う音に紛れて、命くんが俺に色々言っているが聞き取り辛いので聞こえる範囲で返事をしていると前髪の事を聞かれてしまった。 別にこの前髪のせいで困った事など一度もなかったし、母親と二人暮らしの時は馴れない仕事にイライラして帰ってきた母さんに目が気にくわないといって叩かれたりする方がよっぽど痛いし辛かった。 だからその時から髪をのばして、なるべく母さんから目が見えないように下を向いて生活してきたのだ。 「はーい!さらさらになりましたぁ」 「はい。ありがとうございます」 「どういたしまして」 命くんが髪を乾かし終わると丁寧に髪をとかしてくれた。 子供だから力加減が分からず髪を強く引っ張られる覚悟はしていたのだが、意外な事にその手は優しかった。 「よく見ると、さとるくんの目の色ってあめみたいできれいだね!あっちでよく見せて」 「うん」 命くんはドライヤーとブラシを置くと俺の手を引いて寝室に向かった。 ピンクに白の水玉模様のショートパンツタイプのパジャマのウエストには白色のポンポンが付いていて、命くんが跳び跳ねる度にゆらゆらと揺れている。 俺は命くんと同じ柄の色違いの普通のパジャマを用意されていたので素直に着た。 本当にショートパンツでなくてよかったと心底思った。 + 「はぁ…はぁ…あっ」 いつのまにか俺は寝てしまっていたみたいで、遠くから荒い息遣いと水音が聞こえる。 案内された部屋にはベットが1つしかなく、命くんが話疲れて寝てしまってその寝息を聞いていたら俺もそのまま寝てしまったのだろう。 「やっ…あんっ」 命くんは具合でも悪いのだろうか。 俺が目を開けると間接照明で薄暗い部屋の中でベットの隅で背中を丸めている命くんが目に入った。 「命くん?大丈夫?」 「あはっ…さとるくん起こしちゃった?」 「えっ!」 俺が声をかけると、一瞬背中が小さく揺れたが命くんはむくりと起き上がりこちらに近づいてきた。 まだ半分眠っていた頭が命くんの姿を見た瞬間完全に覚醒する。 「お昼とちゅうだった…から」 「・・・・」 俺は驚きすぎて声も出なかった。 命くんの顔は溶けきっており、白く丸い頬は紅潮してショートパンツのフロント部分は小さな膨らみができていた。 「お昼ひとりでしてたんだけど、お客様に嬉しくなっちゃって続きするの忘れてたんだ」 「んっ!」 にじり寄ってきた命くんに頬にキスをされてしまった。 それに驚いていると、トレーナータイプの上着のファスナーを開けられてしまい胸を触られてしまう。 「ちょっ、なにしてっ!」 「大丈夫。ぼく、よく上手だねって褒められるんだよ」 ちゅっちゅっとリップ音を立てて唇を合わせてくる命くんに俺は焦り出す。 上手だって褒められるとはそういうことだろう。 多分昼に命くんのブラウスの裾が開いていたのは独りでしている最中に俺達が来たから適当に服を整えて出てきたからだろう。 「命くん!」 「さとるくんはじっとしてるだけでいいよ…ぼくがひとりでしてるところ見てて?」 俺に跨がった命くんがショートパンツを脱ぎ捨てると既に反応している命くん自身が飛び出してくる。 身体にみあった可愛らしい物がふるふると反応していた。 「な、何出してるの!早くしまいなさい!」 「さとるくんも分かってるくせに~。ほらぁ。みてみて、ここにおちんちんズボスボするんだよ」 俺にお尻を向けた命くんは肉を左右に開きながら孔を俺に見せ付けながらぺろっと舌舐めずりする。 その姿は俺より年下の子とは思えない位妖艶な雰囲気をしていて、俺は思わず息をのんだ。 「ぼくのここ、狭くって気持ちいいんだって」 孔の縁に指をかけると中を見せ付けるようにされ、見えた中の色に内臓ってこんなに赤いんだと変に関心する。 「ここをムリヤリ押し広げてね…本当はおちんちんズボスボしてるところ見せてあげたいところなんだけど、さとるくんはまだ“お客さん”だから」 孔に指を2本を難なく押し込む命くんはベットの端に置いてあった箱を引き寄せる。 パカッという音がするが俺からは何をしているかがまったく見えず、命くんのお尻が左右に揺れているのが見えているだけだった。 「特別にぼくのアナニー見せてあげる。あっ!アナニーっていうのは後ろの孔でオナニーすることだよ」 命くんは俺の上から降りると、俺の手を引いて少し起き上がった体勢にさせ俺の前に陣取る。 その時に見えた箱の中には見たことの無いような形の物がたくさん入っていた。 その中から小ぶりの棒状の物を取り出すと、俺に見せ付けるようにそれに舌を這わせる。 「いまからこのバイブ入れるよ。特等席だから、よーくみててね」 「は?えっ…」 「んっ、んぅ…」 命くんがそう言うなりその棒状のもの…バイブを両手で支え孔に押し当てゆっくり押し込んでいく。 俺は目も反らせずそれをじっと見ていた。 「あはっ、ほーら入ったぁ」 少し太いそれを受け入れた命くんの孔はひくひくと収縮していて、なんだかいやらしい。 身体は快感からなのか小刻みに痙攣していて、前の開いたパーカーからはつんっと尖った乳首が見えている。 命くん自身はぴくんぴくんと身体を震わせ上を向いていた。 「んっ、ほらみてこれ…何もしなくても身体がかってに押し出しちゃうの」 命くんがバイブから手を離すと反射行動でバイブが押し出されてくる。 小さくぷちゅぷちゅっと粘着質な音がしていた。 「これ、お尻をぎゅってするとねナカが絡み付いてね…全部持ってかれちゃうっていうか…」 命くんは俺に見えるように少し腰を浮かせて話しているが、必死に抜き差しを繰返し自分の快感を追っている。 「でも、でもね…それよりも!」 一瞬動きを止めた命くんがバイブの端をがっちり持ち、今度は激しく抜き差ししはじめる。 孔の縁が盛り上がったりバイブに押し込まれたりしているのが生々しい。 「ココをおちんちんで、こじ開けられながらナカをゴリゴリされるの気持ちいいのっ」 部屋にはぐちゅぐちゅとい言う粘度の高い水音が響き、命くんの小さな喘ぎ声と喘ぎ声や熱気が充満している。 「それで…それでね。ゴリゴリされると、頭がふわふわして…ぼくどんどんバカになってる~って感じでぇ」 命くんの目には快感から来る涙で膜が張っており、くりくりした目がこぼれ落ちそうだと俺は場違いな事を考えていた。 「すっごく幸せなんだ~」 言葉の通り恍惚とした表情をした命くんの身体が揺れて命くんのモノからは透明な物が溢れシーツを汚していた。 「んっ、あっ、あっ…」 バイブを抜き去った命の孔はぽっかりと口を開けており、人を誘うように収縮していた。 俺はそれをただぼんやりと見ていたが、ふと我にかえると目の前の行為が急に現実味を帯びて身の危険を感じずにはいられなくて後退りする。 「さとるくんまってよ~」 「うわっ!」 逃げようと身体を横に向けたところで命くんにのしかかられてしまう。 反応している命くんのモノが腹に当たってすごく気まずい。 「ひゃっ!!」 「ぼくがお尻いじってるの見てムラムラしてくれたんでしょ?じゃないとこんなにガチガチになってないよね」 命くんにパジャマの上から股間を触られてしまう。 慌てて肩を押そうとしたが、それより早くパジャマの端に手を掛けられる。 「ちょっ!やめっ!」 素早くパジャマをずらされると、そこは既に反応していて命くんが嬉しそうにそれを眺めている。 「おいしそうだけど、今日はガマンするね」 「我慢って!」 俺のぺニスにふぅと息を吹き掛けると名残惜しそうに股間から離れていった。 「今日は一緒にぐちゅぐちゅするだけにするね」 「は?えっ…?」 命くんは自分のモノと俺のモノを一緒に掴むと小さな手で擦り合わせていく。 グチャグチャという音と共に亀頭同士が擦れあい、気持ちがいい。 「ねえ?このまま一緒にイこっか?ぼくもまだちゃんとイってないし…ね?」 「そんな…擦ったらっ!!」 「さとるくん。ふたりで気持ちよくなろ?」 「んぶっ…」 命の手が加速すると、身体が自然と与えられる快感を拾いあげどんどんと高みへと登っていくのが分かった。 命くんに舌を絡められながらキスされ、息が苦しい。 「ふあっ!」 「息は鼻から吸うんだよ~」 俺は口を離されると大きく息を吸いこんだ。 命くんが楽しそうにアドバイスをしてくる。 はじめてのキスに、他人からの刺激を受けてそんな余裕なんてあるはずがない。 「んんんん~」 再び口を塞がれながら追い込みをかけられ 命くんの舌が口の中を動きまわる。

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