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番外編 お医者様と開発指導2

俺は流石にこれは長丁場になるなと感じたのでカイさんが拘束されていた椅子に座ることにした。 机から音を立てないように椅子を離して座面を見ると少し濡れていたので、俺も近くに脱ぎ捨てられていたカイさんの洋服で拭いてその服を放り投げる。 座ってみると意外に座面がふわふわしていて誉さんの密かな気遣いを感じた。 「ほら…カイの大好きなところをなでなでしてあげるよ?」 「やだ…ほま…れっ…ダメッ」 「えー?ダメなの?」 誉さんは玩具をカイさんの孔につんつんと押し付けて楽しそうにしている。 されているカイさんはゆるゆると首を横に振っている。 俺はふと天井から物音がすることに気が付いて音の方向に目を向けると天井に付いている小さな扉がうっすらと開いたのが見える。 俺がギョッとしてそちらを観察していると手がぬっと出てきた。 そう言えば今誉さんに焦らしに焦らされ弄くりまわされているカイさんが数日前に天井から物音がすると言っていたことを思い出す。 その話を聞いて、皆カイさんの事を普段はイキって虚勢を張っている癖にビビりだとバカにしていたがそう言えばあの時お義父さんはどんな顔をしていただろうか。 あの天井から出てきた手には指輪が光っている。 この家で指輪を指にしているのは翔さんと自分以外にはお義父さんしかいない。 命くんはチェーンに通して首からかけているし、カイさんもユウさんも着けていないみたいだ。 誉さんに至っては職場以外では外しているらしい。 「おしり嫌なの?こんなにおちんちんびくびくさせて、全身汗や分泌物でぬるぬなくせにカイは何を言ってるの?」 「うう…うぅぅ」 誉さんがカイさんの耳元で話しかけながら孔の上をぬるぬるとオモチャで擦っている。 耳を舐めているのか小さくくちゅくちゅという音が聞こえてきた。 耳を舐められると頭に音がダイレクトに響いて凄く感じてしまって俺も好きだし、翔さんも耳を舐めてあげると凄くいい反応が返ってる。 俺がぼんやりそう思っていると、本格的に天井の戸が開いた。 ちょうど俺が座っている場所からは戸の奥にいるお義父さんが見えてぱちりと目が合う。 お義父さんは片手にカメラを持っていて、流れるようにこちらにサムズアップをした。 「ふぎっ!!」 「大丈夫だよ…頭が蕩けてあのペットみたいにバカになってもやめてあげないから」 俺がお義父さんに気を取られている間に誉さんはカイさんにゆっくりとオモチャを挿入していた。 ゆるゆると前後に動かした後に上下に玩具の端を動かす。 しかし誉さんは決してカイさんのぺニスには触れようとせず、少し遠くからふぅっとぺニスに息を吹きかけているだけだった。 ペニスから出る先走りがカイさんの薄い腹の窪みに水溜まりを作っている。 「ほら。カイの大好きな前立腺だよぉ」 「ひぃぃぃん…ひゃめ…ひゃめてぇ」 少し強めに玩具を下に引き下げるとカイさんの目からは更に涙が溢れて頬を伝っていく。 顔の輪郭に沿って涙が鈴なりになっていて少し滑稽だ。 カイさんの太股が少し痙攣しはじめたのを見た誉さんが手を止める。 カイさんは一瞬ほっとした表情になったが、すぐに苦悶の表情を浮かべた。 「ほま…イカひぇ…しゃ…せ、したひ」 「何言ってるの?カイはもうお尻で気持ち良くなれるでしょ?」 「ま、えが…い…おひり…や」 「怖くないよ?何回も何回も何回も何回も身体に覚え込ませたんだから」 これはまずい。 完璧に誉さんの入ってはいけないスイッチが入ってしまった。 お義父さんの顔をちらっと見たらつまらなさそうな顔をしていたし、だからと言って俺に誉さんを止めることはできそうにない。 ここはタイミングを見て俺は早々にお暇させていただいた方が賢明かもしれないなと誉さん達を見て思う。 「仕方ないなぁ」 「ほ…ま…ほまれ…はひゃっ!!」 「なーんてね」 しかたなさそうにカイさんのぺニスに手を伸ばした誉さんだったが、おもむろにぺニスの根元を押さえると反対の手でカイさんのお尻を叩いた。 バチンと大きな音と共に叩かれたカイさんの腹からは驚いたせいなのか、おもちゃが飛び出してくる。 ゴトリと机の上に落ちた玩具を気にせず、誉さんは何度もカイさんのお尻を叩く。 「ぐすっ…ぐすっ…いた…いたい」 「本当にカイは痛みに弱いね」 カイさんの白い肌の上には誉さんの手形が無数についている。 誉さんが言うように何度も叩かれた痛みのためかカイさんのぺニスは力無く項垂れてしまっていた。 誉さんはカイさんのぺニスから手を離すと屈んでテーブルの下から何かを取り出す。 「でも、これを着けようと思ってたからちょうどいいや」 誉さんが取り出したのは金属でできた貞操帯だった。 肌が見えないタイプの様でぺニスを収納する部分はシルバーに輝いていて、先端にだけスリットが入っている。 それを手早くカイさんのぺニスに装着すると、誉さんがまた屈んで何かを取り上げた。 「や…そ…やっ!!」 「ブジーとアナルプラグも入れてあげなきゃね」 誉さんの手には金属製の細長い“ブジー”とシリコンでできた“アナルプラグ”が握られていた。 ブジーは尿道を刺激する器具だし、アナルプラグは今回は栓をする役割だろうか。 ぼんやりと成り行きを見ていると薄めたローションの残りを全てアナルに垂らしたのが見える。 アナルプラグにはバンドのような物が付属していてパンティの形になるようだ。 「うぐぐっ…ぐすっ」 「はい。こっちも栓をしたし、前もだね」 「や、ゆる…し、て…ほまっ」 「学生の時に何回も擦ってあげたことあるでしょ?カイなら大丈夫だよ」 誉さんはアナルプラグを固定し終わり、ぺニスの貞操帯に手を添えた。 カイさんは小さな声で抵抗しているが、やはり誉さんは聞く気はないらしい。 「ひぎぎぎぎ!!!」 「ほーら。気持ちいい?」 なんの躊躇もなく貞操帯の先端からブジーを差し込み、俺から見ているとどんどんブジーの長さが短くなっていく。 カイさんが小さく足を振って抵抗をしているが、相変わらず拘束されたままでは足が小さくプルプルと揺れているだけにしか見えない。 「やめ…ほまれ!やめでぇぇ!ち、ちんちんこわっ…れ、る!!」 「大丈夫。大丈夫…壊れてないよ」 カイさんが耐えきれなくなったのか、信じられない位の声で叫びだした。 しかし誉さんは慣れているのか全く動揺すらしていない。 何度もブジーを浅く上下させると、カイさんの睾丸部分がきゅうきゅうと収縮しはじめる。 「はい。おしまい」 「ほまれ…ほま…ほまれ…これやだ…これ」 誉さんがにっこり笑ってカイさんの拘束を解いて床におろす。 カイさんは貞操帯についている南京錠をカチャカチャといわせながらフローリングにお尻を擦り付けている。 それを見た俺は飼い犬のミコさんがお尻が痒いときのしぐさに似てるなと思ってしまったが、当のカイさんは必死だ。 カリカリカリカリ 扉を爪で引っ掻く音で室内は一瞬静けさに包まれた。 「ふええ。カイ~ううぅ…カイ~」 「あーあ。駄犬がカイのえっちな臭いに釣られてきちゃったね」 部屋の外からはユウさんの泣き声が聞こえてきた。 必死に扉を引っ掻いたり叩く音が聞こえてきてカイさんがオロオロと戸惑いだしている。 誉さんは相変わらず楽しそうにしていてゆっくりと扉の方へ近付いて行った。 「カイ!!!」 扉を開けた瞬間、ユウさんが転がるように部屋に雪崩れ込んできた。 足を縺れさせながらカイさんに近付いていくユウさんはカイさんの姿を見て、ほんの数秒動きを止めたがそのままカイさんに抱きつく。 「おまえ、カイになにしたの!?」 「何もしてないよ?ちょっと教育的指導をね…」 カイさんに抱き付いたままユウさんが吼える。 しかし誉さんはそんなユウさんなんてどこ吹く風で飄々としていた。 「うー。うぅ…うーん。はずれない…」 「ゆっ、ひっぱるな…いたっ」 カイさんに向き直ったユウさんは、貞操帯についている南京錠を外そうとガチャガチャと引っ張っている。 その刺激が痛いのかカイさんの表情が歪む。 遂に手で外すのを諦めたのが、屈んでアナルを固定しているバンドに噛みついている。 バンドにも南京錠がついていて、外れる事がない。 「ほら…カイが痛がってるよ?」 「おぶっ…あぐぇ」 いつの間にかカイさんの後ろに回った誉さんがカイさんの口へ指を挿入していた。 咥内を弄られているせいか、えずく様な声が聞こえてくるが、ユウさんは恨めしそうに誉さんを睨んでいた。 「駄犬にはお口で十分だよ」 「あがっ!!」 誉さんがカイさんの口の端を人差し指で拡げて固定する。 それを見てユウさんの目が見開かれた。 カイさんの咥内は真っ赤に染まり、唾液でぬるぬると光っている。 「カイ?自分のペットの下のお世話も飼い主のお仕事でしょ?」 「ひっ!!」 カイさんの口から指を外した誉さんはまたカイさんのお尻をバチンと叩いた。 それに押し出される様にカイさんがユウさんに近づく。 カイさんはおずおずとユウさんのスラックスに手を伸ばそうとしたところでまた誉さんにお尻を叩かれてしまう。 カイさんは手を引っ込めるとスラックスのボタン部分に口を近付け、布を歯で挟んで頭を少し傾けた。 すんなりとボタンが外れたのでそのままファスナーを歯に挟んで引き下げる。 水色のボクサーパンツが見えたが、すぐにゴム部分を口で引き下ろした。 「ううう。カイ~」 「ほら…ペットが困ってるよ」 「んごっ!!」 先走りで濡れたユウさんのぺニスが露になると、誉さんがカイさんの後頭部を押さえた。 そのままカイさんの口の中にユウさんのぺニスが消えていく。 すぐにじゅぽじゅぽと口の中を行き来する音が聞こえはじめたので、俺はユウさんの入ってきたせいで開け放たれている扉に何とか音を立てない様に近付くと急いで部屋から出て扉を閉めた。 「はぁ…普通が一番かも…」 俺は大きくため息を吐きつつキッチンに向かって夕食の準備を始めようと冷蔵庫を覗いた。 当然夕食に3人は現れなかったので、おにぎりにラップをしてキッチンの端っこにインスタントの味噌汁と一緒に置いておいた。 後日撮影をしていたお義父さんに映像を見せてもらったが、やっぱり普通が一番だと思った。

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