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第11話 10月30日 PART.1(R18)

 土日を挟んだが、印南は10月の26日から11月1日まで人生で初めて連続で7日間の有休をとった。 一応、会社へはこの10月まで在籍して、11月からは引き継ぎ兼、就職活動という立場をとることにした。勿論、引き継ぎ中に気が変われば、少し業務内容は変わるが、新しい支店で復職できるとのことだった。 「あぁ。何だか、仕事やだな」  印南は朝食の牛肉のフォーを啜り、昼食に茶そばと天婦羅の盛り合わせを食べ終えて、夕食はカニ尽くしコースを堪能する。  ずっとここでの生活が続けば良いのになんて思いながら、コウモリを模したメモ用紙を開く。あのイケメン片言フランケンシュタインが残したであろうメッセージを印南が開くと、『Dank u. Doel』とあり、『星龍、愛してる』と少し造りが惜しい漢字で並んでいた。 「愛してる……」  印南はその言葉に昨日のケンとのベッドでの時間を思い出す。 「あぁ、やだ。もうイく! まだ出る訳な……いのにっ。あっ、んっ」  天蓋ベッドの薄いレースカーテンで包まれている筈の壁にはランタンの光で印南達の大きな影が映る。印南の乳首には電気クリップを取りつけられ、鈴口や肛門には沢山の電極コードが埋め込まれて、体外へ覗いている。 「分かった、1回出させる」  ケンが印南の鈴口から飛び出したコードを引き抜くと、壁には腹筋をピクピクと動かし、ぴゅ、ぴゅっと精液が飛んでいく影が見えそうだった。

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