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《偽りの代償》

「ァ…はぁ、んっ…」 熱く激しくなる呼吸… その合間に漏れる甘い声… 「ゃ、ァ…ぃっ…ん、も、ダメッ」 狂いそうなくらい身体を攻めたてられ… ビクンビクンと下肢が震えて… 熱く緩い液が零れ落ちる… 結合部がその動きとともに淫らな音を奏でる… 「はァ…綺麗だよ、サクヤ…」 その相手は…アキラの所有者フミヒコ。 スーツの下に隠れていた逞しい身体でアキラを激しく抱き続ける。 「は…ァっんッ」 ナカを刺激するモノが、ようやく抜け… ぶるっと身震いするアキラ。 「…良かったよ、サクヤ」 アキラの額や頬に、3箇所ほどキスを落とし… 少し離れて自分のモノに被せてあるゴムを取り外す… そして伏しているアキラへ再び近づき、裸で横に伏せている身体を労るように撫でる。 「ありがとう…今日も愉しませてもらった」 「ん、…どういたしまして」 軽く口づけを交わす二人… 「まだまだ、余裕あるな?」 微笑むアキラを見てフミヒコは…からかうように言う。 「ムリムリ、もう勘弁って!」 片手と顔を振って苦笑いする。 「よさそうだったけど?」 さらに甘く囁く… 「キライじゃ…ないから…」 行為自体は…人の熱を感じられるものだから…けど。 「でもソレ…気に入らない」 アキラは、ごみ箱をさして言う… 「ん?あぁ、これか」 アキラの言うソレとはコンドームのコト。 「仕事柄、着けるのが癖になってね、ないと落ち着かないんだ…」 微笑み説明するフミヒコ。 「そう?バイの人は、男相手だとやっぱ直は気持ち悪いかな?ちゃんとキレイにしてるよ?」 BOUSの受専は常に標的にされることが多いのでケアは欠かさない習慣になっている。 「いやいや…BOUSの子はみんなキチンと準備してくれているからね、感心するよ。でも、中に出すとお腹を下すコもいるからね…サクヤは平気なのかい?」 「…そうらしいケド、オレはハジメテ中だしされた時も平気だったから…特に感じたことないな…」 「そうかい、体質の問題もあるんだろうね…私はつけるのが義務みたいなものだから気にしなくていいよ」 「ふーん…」 アキラの反応に… 「何か問題でも?」 優しく聞き返す。

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