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第17話

オレは絶対… みずきとは釣り合わない… 性格が違いすぎるから… 人の気持ちを考えない自己中な性格… 嫌な心…。 もしかしたら、みずきに会うの…今日が最後かもしれない… もう、今度こそ…愛想つかされたよな… 平気で他のヤローとヤってんだから… …こんな奴、誰が気に入る? 「……っ」 自分で思い詰めて涙が出そうになる。 それを堪えて、シャワー室へ消える。 みずきが来るまでの時間… 不安で仕方ない… 気を紛らわせる為、部屋の片付けなどをして気持ちを逸らす。 それでも時間がゆるりと進んでいるように感じる。 ようやく、19時がまわって… みずきの来る時間… やはりアキラは落ち着かない… 五分が過ぎ… もう、来ないんじゃ…と心配する始末…。 『ピンポーン』 その時、玄関のコールが鳴る。 「っ!…来た」 ハッとして急いで入口へ向かう… 「……ハイ」 息を吐き… 心を落ち着かせ… ドアをあける。 「…アキラ、済まなかった、連絡できなくて…」 開口一番は、なぜか謝りの言葉… 「…いいよ、別に…さ、早く入って…」 感情を見せないように… 顔を伏せて招き入れる。 「……」 それを聞き…少し悲しくなるみずき… (アキラは…俺が会いにこなくても…もう、どうでもいいのか?) アキラの背中を見ながら…辛く思う。 「…座って、何か飲む?」 みずきの先を歩き、テーブルを指して言う。 「アキラ…いいよ、出さなくて…」 緩く首を振り断る。 アキラが椅子に座るのを見届けてみずきも向かいに座る。 「そう…どう、したんだ…今日は?」 恐い質問だったが…投げ掛けてみる。 「…あぁ、それは…」 みずきが話そうとした瞬間、それを遮り… 「みずき、お前…顔色悪くない?」 みずきの顔をしっかり見て、その顔色の悪さに驚く。

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