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第25話
「アキラ…」
そっと指を抜き…
膝をついたまま、ぐいっとアキラの腰を持ち上げ、そっと両足を肩に抱え上げる。
優しく腰をさすって…
再び隆々と勃ち上がったその頭をとろとろになった窄みにあて…
そして再びググっと間に割り込ませる。
再び侵入してきた塊に背筋がゾクゾク震え…快感に声が漏れる。
「ッ…んァっ…!」
散々弄られ突かれた入口はとろけて容易にみずきを受け入れてしまう。
「…っ、」
キュッと締め付けられる快感を感じながら…
みずきは動きが取れるほど入れ終えて、ソファへ片膝を上げ、前後運動しやすいように角度を変え根元まで突っ込む…
「ぃ、ァあッ、んっ…待っ」
その途端…シャープに反り返ったみずきの肉棒がアキラの前立腺をモロに突き上げてきて…
「ゃ、あァっ!」
痺れが走るような快感に、びくんと震えながら抑えられず悲鳴に近い喘ぎ声を上げるアキラ。
「…ッ…アキラの、本当の気持ちが知りたい…」
躍動する様に内側からの締め付けを感じ…熱く息をついて…
そう囁きながらいったん腰を引くみずき。
「ふっ…」
アキラは首を振る。
こんな時に聞かないで欲しい…
余裕がなくて…本心を、さらけ出してしまいそうになる。
「っアキラ…」
再び三度ほど奥へ突き上げながら…
同時に生き生きと反応を返すアキラの前へ触れ擦るよう快感を与える。
「ァッぁ、は、ァ、んァッ…」
ナカとソトから同時に攻められ堪らず喘ぐ…
「俺は…アキラにとってどういう存在?」
再び動きを止め、アキラの鼓動と熱を充分に感じながら、感じて息をあげつつもなかなか瞳をあわせてくれないアキラに聞いてみる。
「んぅっ…」
みずきの質問には答えられない…
激しい快感が途切れ…
みずきを招くよう自ら腰を少し揺らすアキラ。
そんな艶やかな姿を見て…みずきは高鳴る欲を必死で抑え…
唇に優しくキスをしてアキラと瞳を重ねる。
そしてもう一度…言葉を投げる。
「…アキラにとって…俺は迷惑?」
囁いたあと思うみずき。
本心から嫌われて、迷惑に思われているなら…
自分はアキラの隣に居る資格はない…
けれど、そうでないなら…
精神誠意尽くしていきたいから…
「…っ、」
アキラは真剣な瞳から逃れられず…
小さく首を横に振って答えてしまう。
迷惑なんかじゃない…
それどころか…
「本当に?…俺の事、好き?」
今まで一度も聞いたことがない恐い質問だが、勢いにまかせて…続けざまに聞いてしまう。
「…ん、」
本当に微かだが短く頷くアキラ…
それを見て身体に熱いものがかけていくような感覚が…
心臓がドクンと鳴る。
「アキラ…っ!」
愛してると言われたわけでもないのに…
けれど、瞳をそらさず答えてくれた…
好きと頷いてくれた…
そのことが…
嬉しくて…
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