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第26話
アキラの頬を優しく撫でて…
もう一度、深く甘いキスをする。
もっと…深く、自分を感じて欲しくて…満足してもらえるように…
「っん、ふ…ァ、ぁっ」
再び挿入している熱を帯びた塊を奥へ突き刺していく…
速く激しく…しかし優しくアキラを抱いていく…
「…ハァ、あァ、ぃィッ!ぁん、み…ずきっ!」
ソファから落ちないよう支えながら抱いてくれるみずきに…
しがみつきながら…
感じ過ぎて訳が分からないほど…
喘ぎ声を上げていた…
快感で勃ち上がったアキラの前をもリズムよく扱かれ…
「ァッ、あっダメッも、い、イクッ!」
激しく腰を揺さぶり、奥へ奥へ貫かれる感覚に、気持ち良過ぎて…
目の前にハジケたように火花が散り頭の中が真っ白になる。
ビクンビクンと勝手に身体が震え…
下肢が痙攣する。
その瞬間…激しく達して自分の腹やみずきの身体に白液を飛びちらせてしまっていた。
「くっ、ァ、ッアキラッ!」
その反動で後ろをよりいっそう、きゅっと締め付けられる躍動を内側から感じ…
みずきもまた熱いほと走りを抑えきれずアキラの中へビクビクと震えながら想いを出し尽くす。
「は…はぁ…はァ、んっ」
弾け出した熱いものをすべて受け止めて…搾り取るように内壁を細動してしまう…
その快感の余韻を感じ合いながら…
二人の熱く激しい息遣いが…重なるようで…
精神的にも一体感を味わえて…
見つめあい…ややそのままの状態で息を調え…
みずきはアキラの中からそっと抜いていく…
「っ…ん、はぁ…ハァ」
そしてアキラを優しく抱えるようにソファへ座り直させて…
みずきも寄り添うように隣へ座り…
「アキラ…平気か?」
乱れた髪を後ろへときながら囁く…
「…ん」
まだトクントクンと心臓の鼓動は走るように速いが…心地よい脱力感と満足感に、息を吐き小さく頷く。
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