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第30話
触れていられる…
この瞬間を大切に…
「みずき…」
「ん?」
「キスしよ…」
寄り添い、みずきの唇に指先を触れさせながら、優しく誘う。
「アキラ…」
色めいた姿にドキっとしてしまうが、アキラの下唇へ親指を触れさせ、そっとなぞってみる。
「……ん」
頷き微笑んでみずきを見つめ返す。
夜の間に…みずきにお詫びを…
朝が来たら…現実に戻らないといけない…
夢はいつか醒めるものだから…
「……」
自分を見つめ…待つアキラの頬へそっと手を添える。
アキラは微笑んだまま、深緑の瞳を閉じる。
そのくちびるへ、そっとkissを落とすみずき…
優しく何度かくちづけて…
「アキラ…」
さらに深いキスへ…
舌を絡め…熱い吐息が混ざり合う。
不意にアキラが手を伸ばし、ズボンの前を開け、再び熱を帯びてしまったみずきのものに触れ、表に出して竿を摩る。
「ッ!あ、アキラ…」
アキラの動きに驚いてキスをやめるみずきだが…
「キス…続けて」
そう誘うようにキスをねだる。
「っ…」
性感帯に触れられ…否応なしに呼吸があがり…
アキラからの快感を受けながら…キスを続けるみずきだが…
「ん、…っ」
合間に熱い吐息が漏れる。
キスを受けながら…反応を返すソコへ…片手を上下させ、さらに敏感な部分を扱きはじめるアキラ…
先走りが滲み出て…
「ッ…ちょ、アキラ…マズイっ本当に、これ以上は…ッ」
慌ててアキラの手を止めようとするみずきだが…
「なんで?」
やんわり聞く。
手の動きは止めず、みずきを促す。
「っん、ハァ…そ、れは…っん」
快感の波に、息をつく…
さらにくちづけをしかけ、手で包んだ大きくなるみずきのを強く扱いていく…
そして、熱を持ち今にもイきそうなくらい膨張し、ピクピク反応するみずきの中心を握ったまま、手を止めるアキラ。
「…みずき」
キスをやめ、煽られ紅潮したみずきの頬を見て微笑み…
再びみずきの左胸に耳をあてる。
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