56 / 207
第56話※
そっと、アキラから指を抜き去り、身体をソファに横たえたまま、少し腰を持ち上げ、挿入の体勢になる。
「…大丈夫か?」
「ん、みずき、キテ」
「あぁ、アキラ…」
そっと、アキラの可愛い窄みへ、思いの詰まった塊を触れさせ…
ゆっくりと先を挿入していく。
「んッ、ァ、あ…」
上手に身体を弛緩させ、みずきを受け入れる。
ゆっくりと入り込んでくる熱…みずきの想い…
痺れるような快感が…全身をかけて…
狭いそこを押し広げながら奥へと進む…
「っ、ィッあッ…ふ、もっと、奥にッ、ァっん、」
力を抜いても、入り側はキツい…
それを痛いほど感じながら、先を受け入れ…みずきに抱きつき、身体を寄せる。
「ッ、アキラ…」
使い込んでいる筈なのに、それを感じさせないほど、いつ挿入れてもソコは狭くて、反応が敏感で処女のように締めつけてくる…
その感覚が気持ちよくて、熱く息を吐き、更なる快感を求める自分を抑えながら、触れてくれるアキラを見つめ、髪を撫でて名前を囁く。
「ハァ、んっ、」
「ハァ、大丈夫?」
そっとキスを落とし、緩く腰を動かし、ナカを馴染ませながら、至近距離から窺うように囁く。
「ん、っ…ふふっ」
ナカに有るみずきを感じ、熱い息遣いの中、不意にクスクス笑ってしまう。
「え?アキラ?」
どうしたのかと首をかしげる。
「ハァ、ん、そんなに、気を、遣わなくても…」
「いや、身体を麻痺させたらいけないから、辛かったら言ってくれ」
「…いいって、みずきのしたいようにして、ハァんっ…ァ、」
一度誘うようにアキラは腰を揺らす。
「ッ、アキラ…」
「キモチいい?ほら、動いて…イイよ」
言葉の合間に漏れる吐息…
それがまた色めいていて…
「あぁ、気持ちいい…けど、アキラが苦しかったら意味ない、から」
「…お前は、やっぱ、変わってる…ハァ」
そんなみずきの言葉に、小さく首を傾げる。
大体のやつはオレの都合なんか無視だから…
ともだちにシェアしよう!