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第57話※
「…アキラ」
ゆるく首を横に振り、口付けをして…
接続部を意識しながら、腰を前後に揺らし始める。
挿入から少し時間があいているのでナカに潤滑液が満たされて、ぐちゅぐちゅと滑りやすく痛みなどは皆無…
「んっ、ァッ、ハァ…」
敏感な部分を擦りあげられ、ゾクゾクっと震える快感に意図せず溢れる甘い声…
「ハァ、アキラは、ッもっと、自分を…大切にして欲しい」
そんなアキラを見つめ、前を右手で包み込み、優しく扱いて更に煽る。
「っ、ぁ、ァん、ッん、」
みずきの攻めに感じながらも、首を振って答える。
「どうして?」
右手の動きを緩め、瞳を見つめそっと聞く。
「ッ、オレには…大切に、するものなんか、ない、から、ハァ」
ふるふると首を振る。
「そんなことはない、全部大切だから」
アキラの全てが…
そう囁き返し、再び大切に触れながら、アキラの感じる場所を繰り返し刺激していき…
絶頂へと誘う。
「ふ、ぁックる、ふァッん」
激し過ぎず、欲しいところへ的確に刺激してくる…気持ちよくて、感じるまま声が漏れる。
「ッ、ハァ、アキラのことが…大切だから、」
「ふ…ァッ、深ッダメっ、ンんッイクッ!」
甘い囁きとともに、ナカを硬い棒に擦りあげられ、最深部を突き上げられ、再び痺れるような快感が湧き上がり、押し上げられる感覚に抑えきれずビュクビュクと白液を散らす。
同時にビクビクッと深く刺さっているみずきを締めつけてしまう。
「ッ、ハァ、…アキラ」
その刺激でイッてしまわないよう堪えながら、右手に包み込んだ、白液滴るアキラの先端を優しく拭う。
「っん、ハァ…」
触れられ敏感に反応を返すアキラを確かめて、乳首を摘むように弄り、ナカを再び犯し始める。
「ん、アキラ、愛してる…」
細やかに細動しながらそこへ誘う柔らかな胎内を味わいながら、綺麗な身体へ唇をはわせ、愛撫しながら囁く。
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