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第104話

「アキラは?寿司でいいか?」 みずきは一応返事をしないアキラにも確認をとる。 「オレもなんでもいいから、そんなにハラ減ってないし」 「そうか、なら回転寿司で…」 答えに頷いてヨシに伝えるみずき。 「おっけ!」 ヨシも了承し、お寿司屋にて昼食をとる六人。 席が四人席だったので、みずき、アキラ、ヨシ組とルード、瞬助、コウジ組に別れて食べている。 「…てめ、それ冗談だろ」 アキラの向かいに座るヨシが呆れたように言う。 「なにが…」 むすっと言い返すアキラ。 「2皿で腹一杯になるわけねーだろ!」 「うっせー、ハラ減ってないんだよ、お前は気にせず食え!」 アキラとヨシのお決まりの言い合いがはじまる… さすが少食のアキラ、2皿目でみずきのすすめを断りお茶をすすっている。 その様子にたまらず言ってしまうヨシ。 「き、気にしねー方が無理だろ…みずきだって気ぃつかって10皿しか食ってねーし」 かくいうヨシは16皿目を食中で… 「いや、気をつかっている訳じゃ…」 ぽつりとみずきが云うが… 「なーんかムカツク、食え食え!なんでもいいから!腹減ってなくても食えるわ!」 がーっと怒りながら言うヨシ。 えんがわを1皿、勝手にアキラの前へ置いている。 「いらねー、つってんだろ…」 「いーから食え!ウマイから!」 ヨシは17皿目を手に取りながら横暴に言う… 「はぁ…みずきなんとか言ってくれよ」 「うーん、それだけ食べたら終わりにしようか」 優しく促すみずき。 「だとよ、食え食え!」 ヨシは得意げに言っている。 「あー、裏切り者!」 むー、と怒るアキラだが… 「でも、一貫ずつしか食べていないし…他のみんなが心配するから…な」 今日は行動するから少しでも食べておいて欲しいと願うみずき。 「…う、」 アキラはちらっとルードたちのテーブルを見る… みんな10皿以上は食べているようだ。

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