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第139話

やはり二人とも卓球は慣れていないようで、なかなかラリーが続かないようだ… 「あれ?みずきもやってるのか?」 そこへ不意に声をかけてくる長身イケメンの人物。 「なんだ、ヨシか…」 ちらっと見て相変わらず、そっけない返事をするアキラ。 「なんだはねーだろ、ったく、」 少し顔をしかめて、ヨシもアキラの隣に椅子を持ってきて座る。 「お前こそルードたちとやってたんじゃなかったのかよ?」 なんでここに来る、と思いながらも聞き返す。 「俺様強すぎて勝ちまくるからな、しばらくルードとアイツ二人で勝負するんだと」 ふふん、と自慢を交えつつヨシは答える。 「よーするに、ハブかれたんだろ」 「違う!俺はなぁ…」 「はいはい!んなら、あの二人のコーチでもしてくれば?」 「…わざと言ってんのか?テメーの弟は苦手だっつーてるだろ!」 最後の方は小声でアキラに言うヨシ。 蹴られた屈辱の記憶をまだ引きずっているらしい… 「あぁ…そうだったっけ、でも自業自得だろ?」 わざとらしくあしらう。 「ぐっ、若気の至りってしらねーのかよ…ムカツクやろーだっ」 かーっと怒りマークを飛ばすヨシ。 「あぁ、うるさいから…向こういってくんない?」 アキラはしっしっと追い払う仕草をみせる。 「てめっ、絶対いかねー!」 ヨシは、むかっとなり反発するように言い返す… 「ガキかよ…」 息をついて、言うと…

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