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第141話

「はぁ?」 「真面目な話…オレとみずきって釣り合わないと思わないか?」 アキラは、自分たちの付き合いに反対しているであろうヨシに取り入ってみる。 「…そりゃ、思う…」 「女でも、男でも…オレよりマシな奴、山ほどいると思うんだよ…」 「はぁ?」 「オレな、みずきには別れ話的な事、結構言ってる‥けど、」 「お前は、みずきと別れようと思ってんのか?」 なにっ、とアキラをみて言うヨシ。 「……、オレを嫌ってるお前なら分かるだろ、オレとじゃ幸せになれるわけないって…」 「んな事、わかんねーだろ」 「え?」 思わぬ返答に、言葉が詰まるアキラ。 「そりゃ最初は猛反対してたけど、みずきがお前を選んだんだから、仕方ねぇだろ、俺はみずきの味方だからな、お前みたいな奴でもみずきが幸せなら、俺は応援する!」 はっきりと断言するヨシ。 「……」 沈黙してしまうアキラ。 「お前こそ、ルードとみずきと二股かけてんじゃねーだろうな、事と次第によっちゃゆるさねぇからな」 そう疑ってくるヨシに… 「…んな、あるかよ…」 息をついて言い返す。 「みずきを傷つけるようなマネしやがったらマジゆるさねぇからな…」 そう念を押すように言うヨシだが… 「傷つけるよ…たぶん、オレと付き合ってたら…どうする?」 アキラはすぐ否定してくる。 「…殴る、って言いたいけどな…お前殴ってみずきに嫌われんのキツイし…じゃぁ…ルードにお前の病気のこと言う」 ヨシは、そうしれっと言ってみる。 「な…、」 驚いて詰まるアキラ。

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